WBCで盛り上がった野球。
あれから8日しかたっていないのに、NPB日本のプロ野球は、もう開幕だ。
パシフィックリーグの開幕戦は、まずは日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの1試合。
この試合は、日本ハムの新しいホームスタジアム「エスコンフィールドHOKKAIDO」のこけら落としの一戦。
世間の注目を浴びるためにも、1試合だけ他より1日早く試合を行う。
なかなか味なことをする。
NHKは、BS1で試合開始の1時間前から放送して、スタジアムの施設設備について紹介したりしていたのだから、なんというか、NHKもよくやるよ、という気持ちだった。
始球式。
ヒルマン元監督、役割を代えて、栗山前監督をピッチャーに変更するなんて、なかなか配慮が細かく、すばらしい。
試合は、日ハムがエースに育てたい加藤、楽天が日本のエースに君臨していたマー君こと田中将大の先発。
こけら落としにふさわしい投げ合いで始まった。
この一戦は、なかなかしぶい展開になったと思う。
マー君が力投しヒットを打たせず、ホームの日ハムに点が入らない。
ホームラン1本で、楽天が先制した。
日ハムの初ヒットは、今季注目、清宮のフェンス直撃の2塁打だった。
しかし、次も楽天の1発、それも2ランで3-0。
そこから日ハムもマー君から1点を取り、マウンドから引きずり下ろした。
日ハムの加藤も、7回まで投げ切り、3点の失点に抑えたのは上出来だろう。
だけど、マー君ら楽天投手陣を打ち崩せなかったのが敗因ですな。
最後を締めたのは、WBCでは出番が少なかった松井。
日ハムの中軸を、連続三振など3人で打ち取り、実力あるところを見せつけた。
開幕戦は、少ない得点差で終盤までいき、どちらが勝つか分からない展開の好試合だった。
両チームともファインプレーが飛び出したり、盗塁を刺したり、守備のいいプレーも見られた。
選抜高校野球と比べると、やっぱり技術が高いなあと思う。
新球場にふさわしい、開幕にふさわしい試合だった。
本音を言えば、できればホームの日本ハムに勝ってほしかったけどね。
明日は、日本のほかのチームも登場し、開幕戦が行われる。
プロらしい熱の入った試合やすばらしい技術を見せてもらおう。
WBC日本優勝の後だけに、大きな盛り上がりを期待したい。
どのチームもがんばれ~!!
(…と言いながら、阪神を一番応援してしまうのだが…)