ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「西遊記(1)おれは不死身の孫悟空」(作・呉承恩、文・吉本直志郎;ポプラ社文庫)

2024-09-17 20:06:45 | 読む

学校が 好き 好き 好き

勉強が 好き 好き

おそうじ 好き 好き 好き

留守番 好き 好き

そんなやつが 悟空の大冒険をいっぺん見たら

びっくりして ひっくりかえってドイン…(以下略)

 

小学生の頃、「悟空の大冒険」というアニメがテレビ放送されていた。

「鉄腕アトム」の後番組だったから、それなりに楽しんでよく見た覚えがある。

タイトルから、それは「西遊記」のアレンジ版だということが分かる。

冒頭の歌詞は、エンディングに流れていた歌。

自分でもまだ覚えていて歌えることに驚いてしまう。

子どもの頃のすり込みは強いものだね。

 

「西遊記」の歌といえば、そんなアニメのエンディングよりも、これだろうという人が多いだろう。

Godiegoが歌った「ガンダーラ」だ。

私がまだ学生だった時代のヒット曲。

この歌のヒットによって、「ゴダイゴ」の名前が知られるようになった。

それは、テレビドラマ「西遊記」の主題歌だったのだが、ドラマも歌も両方ともヒットしたのだった。

なにしろ、登場人物を演じた俳優陣が個性的だった。

主役の孫悟空が堺正章、三蔵法師が女優の夏目雅子、そのお付きの者に猪八戒が西田敏行、

沙悟浄が岸部シローだった。

ほかにも、観世音菩薩が勝呂誉、釈迦如来は高峰三枝子、太宗皇帝が中村敦夫と、不思議な顔ぶれでもあった。

それが当たっていたのも、人気の秘密だろう。

ただ、いくら俳優陣が豪華でも、内容が面白くなければ,ウケなかっただろう。

やっぱりもともとの原作、「西遊記」が面白くなければ、「悟空の大冒険」もこのドラマ「西遊記」も人気作品にはならなかったと思う。

 

このたび、小学校時代に読んだ「西遊記」を久々に読んでみた。

今、アラフォーとなった娘が、いろいろと片付けをしているのだが、子ども時代の本も片付けている。

その中の1冊に、本書「西遊記(1)」があった。

児童向けの本として、ポプラ社文庫で出ていた。

今はもう廃本だろうけれど…。

そうだったなあ。現職時代は、ポプラ社文庫の本を学級の児童向けに面白そうな本を次々と買って教室に置いておいたのだったなあ、などと思い出した。

「西遊記」かあ…と思ったら、ここまで書いてきたように、「悟空の大冒険」やドラマ「西遊記」のことを思い出した。

どんな話があるのか、少し思い出してみたくなった。

「西遊記」なんて読むのは、子どものとき以来だなあ…と思いながら、児童書なので比較的短い時間で読み終えることができた。

なかなか突拍子のない話ばかり出てくるので、想像力や創造力がないと、話についていけなくなる。

そのようなソウゾウ力(想像力・創造力)があれば、ワクワクドキドキしながら楽しく読めるんだなあ。

それが「西遊記」という話なのだということを再確認した。

 

家に置いてあったのは第1巻だけであったので、続きはなく、この読書はおしまいにする。

でも、西遊記には心おどる楽しさがあることを、もう一度確かめた思いだよ。

手塚アニメから、ゴダイゴ、夏目雅子まで思い出しながら、ね。

コメント (2)
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