西日本や太平洋側の地域も、彼岸を過ぎて、やっと暑さがおさまったらしい。
当地は、それ以前からの雨降り天気で、何かひと足早く秋を迎えたような気がしている。
最後の花が咲き終わってからだいぶたつので、アジサイも一気に刈り込み、冬や来年に供えることにした。
刈り込んでみると切ったのは結構な量で、45L入りのゴミ収集袋でぎゅうぎゅうに詰め込んでも1袋以上あった。
このアジサイは、19年前の職場で、茎がぽきんと折れてしまったので、さし木にしてみたらちゃんと根づいて生き延びたものだ。
植物は、たくましい。
生きるために、こうして値を出し、新しく茎を伸ばし葉を広げ、花を咲かす。
そんなことを教えてくれた。
花は、というとガクアジサイの種類だったから、こんな感じ。
咲き始めてから真夏になり、過ぎてしまえばあっという間に秋を迎えた気がする。
あんなに暑い日が続いて、早く涼しくならないかなと思っていたのがうそのようだ。
日が短くなって、暮れたと思ったら、すぐに暗くなる。
「秋は夕暮れ」と清少納言は「春はあけぼの」で言っていたが、その時間も短い。
夕やけが美しいと思って写真を撮ったのは7月だったが、今の時期は、きれいな夕やけの時間が長く続かない。
アジサイは、去年の秋にも思い切って短く刈り込んでみたが、今年も例年と変わらないくらい大きく育った。
きっと来年も美しく咲いてくれることだろう。
1年1年があっという間に過ぎていく。
その間に、私らは少しずつ老いていく…。
こんなふうにもの思いに沈むのも、秋が来た証拠なのだろうなあ…。
そんなふうに言いながら、実は、
昨夜のアルビレックス新潟の大敗
逆転優勝が絶望的となる阪神タイガースのサヨナラ負け
で、落ち込んでいるだけだったりして………。