ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

車いすバスケットボール、日本男子チームの戦いに大興奮!

2021-09-03 22:53:36 | スポーツ
いやあ、興奮した。
日本の車いすバスケが、準決勝でイギリスを79-68で破って、決勝進出を決めた。
すごい!


試合が始まって、イギリスのシュートがどんどん決まった。
日本も、香西の正確なシュートなどで追いすがるが、やはりビハインドの展開が続いた。
イギリスの選手は、どの選手もシュート力が高い。
しかも正確だ。
さすが、前大会銅メダルのイギリスだ。

第2クオーターの前半になっても、イギリスの優勢は続いた。
10点差を付けられたところで、私は、風呂に入りに行った。

戻って来てみると、第3クオーターなのだが、なんと日本が2点差に迫っていた。
家人に聞いてみると、第2クオーターで守備的なメンバーに代えたら、それがはまって、しだいに拮抗してきたのだという。
日本は、オールコートプレスを中心に守備を行い、イギリスの攻撃のリズムを崩していた。
相手に十分な態勢でシュートさせないように、チームの一人一人がよくがんばっていた。

守備がよいと、相手の攻撃も正確さを欠く。
なかなか思ったように試合が展開できず、イギリスの選手たちがイライラしているのがわかった。
その隙をついて、日本の選手たちが躍動する。
それぞれの個性が生きている。
鳥海のスピード、安西の安定した正確さだけでなく、他の選手たちのよさが随所に光った。
個の力が生かされないと、チーム力を高いレベルで維持できない。
その二つのかみ合わせが絶妙だった。

第4クオーターは、日本のよさが随所に発揮された。
終始リードを保つ展開。
次第に相手の焦りの間隙をついて、日本が点差を開く。
勝利を完全に引き寄せた。

見事な勝利だった。
予選リーグでのトルコ戦も、守備からリズムを作って逆転したのだった。
攻撃するメンバーだけでなく、守備的に戦って勝利を手繰り寄せることもできるのは、個性あふれる選手がいるからだ、とも思う。

鳥海、赤石、秋田、香西、藤本、豊島、川原…。
テレビ放送を聞いていても、日本の選手の名前が次々に入ってきた。
それだけ、各選手がよくがんばっていたということだ。

この勝利で、決勝進出。
銀メダル以上が確定した。
快挙と言っていい。
パラリンピック前は、車いすバスケットボールでこんなに興奮するとは思わなかった。

決勝のアメリカとの一戦は簡単ではないだろうが、健闘を期待したい。
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