ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「冬の稲妻」といえば

2019-12-15 21:51:55 | うた

「冬の稲妻」と昨日書いたが、「冬の稲妻」といえば、1978年にアリスがヒットさせた楽曲である。



谷村新司、堀内孝雄、矢沢透の3人からなるアリスの、ヒットチャートベスト10に初めて入った曲がこの「冬の稲妻」だった。
この曲は、1977年の10月にリリースされながら、ヒットしたのは翌年に入ってからだったようだ。
当時の人気音楽番組「ザ・ベストテン」にも登場し、一躍有名になった。

「あなたは稲妻のように 私の心を引き裂いた」
で始まるこの歌は、このフレーズが強烈な印象を残した。
そして、「You’re Rolling Thunder」という「英語入り」の歌詞や、その次の「アー」というため息なのか歌詞なのか分からない部分が、新鮮でよく聴かせる部分だった。

同じ大学の口の悪い奴が、「冬なんか稲妻のシーズンじゃねえよ」と悪態をついていた。
そいつは、太平洋側の県出身であったから、冬にも稲妻が光る日本海側のことを知らなかったのであった。

さて、アリスは、当時の言葉で言えば、「フォークグループ」として知られていた。
このヒットした「冬の稲妻」が入ったアルバムは、6枚目の「アリスⅥ」だった。
その前の「アリスⅤ」を結構気に入っていた人は多かった。
アリスファンには名曲として知られる曲が多く入っていたからだ。
「今はもうだれも」「遠くで汽笛を聞きながら」「帰らざる日々」などは、それぞれそこそこヒットして、好きな歌だと言っている人も多かった。
私も、その「Ⅴ」のアルバムの頃からアリスが好きになった一人であった。
特に、「遠くで汽笛を聞きながら」は、弟がシングルレコードを買って来て聴かせてくれてからは、弟の弾くギターで一緒に歌ったことなども懐かしい思い出になっている。

私の周囲には、「冬の稲妻」がヒットすると、「売れるように考えて作られた歌だから、わざとらしくて好きじゃないよ」なんて言う人も多くいたっけなあ。
ただ、この「冬の稲妻」は、内容的には女性の側の歌だろうけれど、歌う彼らに男っぽさを感じる人たちも多くいたのであった。
男っぽいのに、「アリス」という女性の名前がグループ名だというアンバランスさも面白かった。
これ以降の歌は、男くささを出したものが多かったと感じている。
そして、アリスはフォークソンググループではなく、ポップスのグループとして人気になった。

やがて、そのアリスは、1981年に活動停止したのであったが、それ以降何度か活動再開をしている。
今年も、6度目の活動再開ということで、アリスの3人をテレビなどでよく見かけた。
「冬の稲妻」から40年以上もたっているのに、まだ一緒に歌ってくれる姿が見られるのはうれしいなあ、と思っている。

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