今日、昼に何気なくテレビをつけていたら、午後1時からNHKのBSPで、「もういいかい 小椋佳ファイナル『歌創り50年 青春に帰る』」という番組が始まった。
これによると、小椋佳は、2年前にラストアルバムを制作し、コンサート活動もやめるとのことだった。
ただ、この感染症禍に陥ってしまったために、ラストコンサートが延び延びになってしまっているのだという。
だから、その代わりに、この番組で自分の人生に深くかかわった厳選した8曲を歌っておくことにしたのだということだった。
番組は、小椋佳が初めてのコンサートを開いたときの映像から始まって、彼の人生をたどりながら、8~9曲を歌う姿を見せていた。
彼が選んだ曲は、
○白い一日
○俺たちの旅
○木戸をあけて
○流されはしなかった
○時の始め、空の果て
○美しい暮らし
○愛燦燦
○ラピスラズリの涙
○もういいかい
彼が、レコードデビューすることになった話から、
生い立ちの話、
銀行員として働いていたときの逸話、
曲作りに関するエピソード、
2年前に制作されたラストアルバム録音の現場での様子
…などが織り込まれながら、番組の1時間半があっという間に過ぎた。
小椋佳の名前を初めて知ったのは、私が、高校時代だった。
小椋佳作詞、井上陽水作曲の「白い一日」のヒットによってだった。
高校生向けの雑誌に、見開きでその歌が紹介されていたのを覚えている。
その後、布施明に提供した「シクラメンのかほり」が大ヒットした後、空前の「小椋佳ブーム」が起こったのだった。
私が学生時代のころには、「めまい」や「揺れるまなざし」など自身のヒットや、中村雅俊に提供した「盆帰り」「俺たちの旅」など、彼の歌には引き付けられたものだった。
その魅力は、曲よりもやはり詞だった。
番組内でも扱っていたが、中村雅俊の「ただおまえがいい」では、曲名に「ただ」がついているとか「放物線の軌跡の上に」とか、歌詞ではなかなか使わない言葉を使っていた。
そんな詞に抒情的なものを感じ、引き付けられた歌が多くあったことは確かだ。
まあ、時々、妙に理屈っぽく感じられてしまったこともあるけれども…。
私の学生時代が終わってからも、「愛燦燦」や「愛しき日々」など他者に提供した楽曲がヒットした。
五木ひろしが熱唱する「山河」も、小椋佳の曲だった。
コンサートツアーもずっと続けてきていた彼だった。
その小椋佳も喜寿を迎え、自身の声が出なくなったことや、作品作りが難しくなったこと、肉体的な衰えなどから、来る1月18日の最終公演をもって大規模なツアーは終わりとするのだそうだ。
残念なのだが、これも人の人生なのだと思った。
番組の終わりの方で歌った、「もういいかい」という曲。
自分の人生や日本のことを歌っていた。
この国に生まれて この国に育って
随分長々生きたものだと 喜寿を超える歳に至り想う
という事実を歌いながら、
この国はそもそも いい加減が大事
神と仏とキリストないまぜ 平等理念に背く憲法
ふと思えば 信頼する政治家には 会わずじまい
という部分には、笑ってしまった。
でも、歌声を聴くとうまく声が出きらず、やはり今が引き際なのかなあ…と思った。
だけど、味わいのある声だな、惜しいなと思いもした。
それはともかく、もう少し最後のアルバムの曲を聴いてみたくなった。
アマゾンで小椋佳のアルバム「もういいかい」の注文をポチッと押してしまった。
この番組を見た後、今日、小椋佳の記事がネットに出ていた。
番組で聴いた内容も多かった。
まあ、ちょっと目を引こうとしている内容も前面に出ていたけれども。
吉田拓郎、小椋佳、財津和夫もそうだったかな…。
青春時代から今まで自分を支えてくれたシンガーたちが、次々と引退していくのは、やはりさびしさを感じざるを得ないなあ…。
これによると、小椋佳は、2年前にラストアルバムを制作し、コンサート活動もやめるとのことだった。
ただ、この感染症禍に陥ってしまったために、ラストコンサートが延び延びになってしまっているのだという。
だから、その代わりに、この番組で自分の人生に深くかかわった厳選した8曲を歌っておくことにしたのだということだった。
番組は、小椋佳が初めてのコンサートを開いたときの映像から始まって、彼の人生をたどりながら、8~9曲を歌う姿を見せていた。
彼が選んだ曲は、
○白い一日
○俺たちの旅
○木戸をあけて
○流されはしなかった
○時の始め、空の果て
○美しい暮らし
○愛燦燦
○ラピスラズリの涙
○もういいかい
彼が、レコードデビューすることになった話から、
生い立ちの話、
銀行員として働いていたときの逸話、
曲作りに関するエピソード、
2年前に制作されたラストアルバム録音の現場での様子
…などが織り込まれながら、番組の1時間半があっという間に過ぎた。
小椋佳の名前を初めて知ったのは、私が、高校時代だった。
小椋佳作詞、井上陽水作曲の「白い一日」のヒットによってだった。
高校生向けの雑誌に、見開きでその歌が紹介されていたのを覚えている。
その後、布施明に提供した「シクラメンのかほり」が大ヒットした後、空前の「小椋佳ブーム」が起こったのだった。
私が学生時代のころには、「めまい」や「揺れるまなざし」など自身のヒットや、中村雅俊に提供した「盆帰り」「俺たちの旅」など、彼の歌には引き付けられたものだった。
その魅力は、曲よりもやはり詞だった。
番組内でも扱っていたが、中村雅俊の「ただおまえがいい」では、曲名に「ただ」がついているとか「放物線の軌跡の上に」とか、歌詞ではなかなか使わない言葉を使っていた。
そんな詞に抒情的なものを感じ、引き付けられた歌が多くあったことは確かだ。
まあ、時々、妙に理屈っぽく感じられてしまったこともあるけれども…。
私の学生時代が終わってからも、「愛燦燦」や「愛しき日々」など他者に提供した楽曲がヒットした。
五木ひろしが熱唱する「山河」も、小椋佳の曲だった。
コンサートツアーもずっと続けてきていた彼だった。
その小椋佳も喜寿を迎え、自身の声が出なくなったことや、作品作りが難しくなったこと、肉体的な衰えなどから、来る1月18日の最終公演をもって大規模なツアーは終わりとするのだそうだ。
残念なのだが、これも人の人生なのだと思った。
番組の終わりの方で歌った、「もういいかい」という曲。
自分の人生や日本のことを歌っていた。
この国に生まれて この国に育って
随分長々生きたものだと 喜寿を超える歳に至り想う
という事実を歌いながら、
この国はそもそも いい加減が大事
神と仏とキリストないまぜ 平等理念に背く憲法
ふと思えば 信頼する政治家には 会わずじまい
という部分には、笑ってしまった。
でも、歌声を聴くとうまく声が出きらず、やはり今が引き際なのかなあ…と思った。
だけど、味わいのある声だな、惜しいなと思いもした。
それはともかく、もう少し最後のアルバムの曲を聴いてみたくなった。
アマゾンで小椋佳のアルバム「もういいかい」の注文をポチッと押してしまった。
この番組を見た後、今日、小椋佳の記事がネットに出ていた。
番組で聴いた内容も多かった。
まあ、ちょっと目を引こうとしている内容も前面に出ていたけれども。
吉田拓郎、小椋佳、財津和夫もそうだったかな…。
青春時代から今まで自分を支えてくれたシンガーたちが、次々と引退していくのは、やはりさびしさを感じざるを得ないなあ…。