「真夏にたぎる男祭り」
うーん。汗のにおいがしてきそうな…。
これは、ホーム鹿島の、今回の新潟戦の告知ポスターであった。
今の新潟だと猛暑の8月だから、少し気分が乗らないなあ。
今なら新潟の告知の方が、高木豊次男坊の高木善朗の爽やかさが感じられてホッとする。
まあ、それはともかく、鹿島は第10節以降ホームで現在5勝2分けと負け知らずらしい。
その前の第9節で、新潟はクリニック能力を発揮してしまい、鹿島に勝利を与え、よみがえらせてしまったのであった。
だから、今回は、そのクリニックの治療費を回収しなくてはいけない。
そんなことを言っている人がいて、うまいこと言うなあと思ったよ。
はたして、試合は、男くささが勝つか爽やかさが勝つか。
はたまたクリニック治療費が回収されるか、踏み倒されるか。
期待をもって、今回もDAZN画面を見守ることにした。
メンバーを見て、ちょっとびっくり!
高木と長倉がFW争いで先発。
右に長谷川、左に三戸。
前のメンバーが、小粒!
だけど、ピリリと辛さを発揮してほしい、と願った。
だが、試合が始まると、鹿島の男くささが新潟を凌駕した。
当たりは強いわ、ボールに足が出るのが速いわ、審判に文句は言うわ…。
まあ、それが男くさいというのかどうかは分からないが、とにかく目の前の相手に勝つためにガツガツといっていた。
それは分かり切っていただろうが、それでもやられてしまったのは、鹿島の方が上だったということ。
前半まだ9分、前から来た鹿島にボールを奪われたことがもとで、新潟の右からセンタリングを上げられ、ヘッドで決められ先制を許した。
センタリングも、相手FWの入り込み方もうまかった。
先制を許すと、サッカーでは試合は難しくなる。
攻め手が見つからないまま迎えた30分、追加点を奪われてしまった。
相手のスローインからクロスを上げられると、ヘディングでうまくそらされたボールはゴール前へ。
そこに走り込んだ相手に、頭で押し込まれた。
前半のうちに2点は、きつい。
しかも試合内容は、ボールを握ってもチャンスに至らず、相手の守りにはね返されてばかりいるのだから。
それでも、後半になると、ようやく吹っ切れたように相手陣内で戦う場面が増えた。
三戸の俊敏な動きも久々に見た思いだった。
もっと早くから見たかった。
長倉も、今日は徹底的にマークされていた感があった。
いろいろと選手交代で期待も高まったが、あわやという場面も作りはしても、最後のところではね返されてしまった。
それでも、FWに鈴木孝司が入ってからは、ずいぶん攻撃に幅ができたように見えた。
ここのところ、どのチームとやってもいい試合ができるようになってきていただけに、負けたのは残念だ。
まあ、今日鹿島に勝てなかったことは、また強くなるために足りないものに気づいたということになるだろう。
新潟クリニックの治療費は回収できなかったが、この借りはもっと強くなって、来季しっかりいただこう。
後半は、相手を崩せそうな場面も増えた。
J1のチームに対する対応力はついてきているのだ。
水曜日の天皇杯川崎戦にこの悔しさをぶつけて、勝利してもらうことにしよう。
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