ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

野球で言えば、逆転サヨナラ勝ち!

2018-07-21 22:14:08 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第24節、アウエー山形戦。
山形県天童市にあるNDソフトスタジアムが試合会場。
新潟の隣県でもあり、行きたいところだったが、まだ家庭事情が優先。
7年前の7月にあったJ1同士での一戦には、家族4人で応援に出かけたのは、いい思い出になっている。

山形との戦いは、久しぶりだ。
山形がJ1にいた2015年シーズン以来の久しぶりの対決だった。

午後7時からの試合と言えど、今日は蒸し暑い日だ。
体力を使うと、後半の途中から走れなくなるだろうから、しばらく勝利を見ていない新潟としては、早めに得点をしておきたいところだった。

前節と同じスターティングメンバーで始まると、すぐに山形が味方選手同士の強い接触事故で退場者が出てしまった。
アクシデントはあっても、ボールがよく回るサッカーをしようとする新潟がやがてボールを支配する時間が長くなる。
にもかかわらず、GKターレスがゴールキックで足を滑らせ、相手にパスするようなキックになってしまったのをきっかけに、ゴール前に侵入を許す。
シュートを打たれると、そのボールが新潟の選手に当たってゴールに吸い込まれる。
やってはいけない先制ゴールを相手に与えてしまった。
その後は浮足立ち、あわや山形が追加点か、というシュートはミスをして枠を外してくれた。
試合開始当初の山形選手の接触事故の中断が5分以上あったのに、なぜか前半のアディショナルタイムは4分のみ。
同点には追いつけず、ハーフタイムへ。

後半は、もっぱら新潟の攻撃一辺倒。
守りを固めた山形の牙城を崩せない。
ズルズルと時間ばかりが過ぎていく。
暑さから両チームともの選手の動きが悪くなってきた。
それでも、同点に追いつきたい新潟の方がチャンスは多く作る。
今日も負けか、とあきらめかけていた時、渡邉新太のシュートが決まり、試合を振り出しに戻した。

まあ、同点で終わっても仕方ないか、と思いながらも、なんとかもう1点入れて勝ち点3がほしいと映像を見ていた。
後半のアディショナルタイムは、4分。
その時間が過ぎたところで、相手のゴールキック。
ここで終了の笛か、と思ったのに笛はならない。
セカンドボールを新潟が取り、渡邉新太が中央からドリブルし、ゴール前に迫る。
そして、右から走ってきた安田にラストパス。
安田が見事に決めて、ゴールネットを揺らすと、そこでタイムアップの笛。
新潟、サヨナラ勝ち!
本当に久しぶりの勝利だった。
最高の結果を残して、新潟は「天地人ダービー」に勝利した。

同点に追いついてからも、もう1点取ろう、勝ち点3を取ろうという新潟の選手たちの姿が見えた。
これはとてもうれしい姿だった。
こういう試合が見たかったのだ。

新潟から応援に駆け付けたサポーターは、3,200人にのぼったという。
ずっとよく声が聞こえた。
間違いなく選手たちの背中を押していた。
試合終了後の「アイシテルニイガタ」の歌声も素晴らしかった。
山形まで行って応援してくれた皆さん、ありがとうございました。
夜道、気をつけて帰ってください。

次戦は、水曜日のアウエー東京ヴェルディ戦。
勝利した選手たちも、今夜早く帰ってゆっくり休み、次の戦いに備えてほしいと思う。
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小さな白い花、な~んだ?

2018-07-20 22:02:26 | 草木花

この白い花。
今、家の庭の一角に咲いている。
何の花か、知っている人は、よく知っているんだろうなあ。
こんなふうに、もじゃもじゃで毛だらけの茎の部分にポチポチッと花が咲いている。
(ぼけてしまった)

花だけを見て、マメ科じゃないの?と言える人は、正解。

じゃあ、もうちょっと引いて、葉や咲き方を見てみよう。

こんなふうに、花は、上部の葉の近くではなく、結構下に小さく咲いているのだ。


さらにもっとズームアウトしていってみよう。

はい。
葉を見て分かりましたね!?


えっ?
まだわからない!?
そういうあなたは、都会の方ですね。
でも、この季節、この花の実を食べている人がたくさんいますよ。


おっと。成熟しすぎた。
特に、ビールの好きな方は、もっと若い時期のこの実が大好きでしょう。


もうお分かりですね。
正解は、大豆(ダイズ)の花でした。
この時期食べるものとしての名称で言えば、「枝豆」ですな!
枝豆を食べるときに、花を思い浮かべる人は、まずいないだろうなあ…。
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暑い日、走る時気をつけていることは

2018-07-19 21:54:02 | RUN
猛暑の日が続く。
週に2回走ることにしている私だが、近頃は気温が高いので、走るのをためらったりやめたりすることもある。

2020東京五輪の実施時間が決まり、猛暑が予想される中、マラソン競技もちゃんと行えるか、選手たちがコンディションを崩すのではないか、など懸念されていることが多い。
そうなのだ。
このように暑く厳しい条件の中では、走るという運動をすることは、今では命の危険があるということまで言われるようになっている。
2020年の夏が、酷暑や異常気象などに襲われないことを今から祈っている。


さて、それとは別に、この暑さの中で自分が走る時に気をつけていることは…。

〇まず、絶対に無理はしないこと。
 道楽でやっているのだから、命を懸けるまでのことはしない。
〇時計が示すタイムに縛られないこと。
 夏は、タイムは上がらない。
 春までのようなタイムを求めると、体に負担が大きい。
〇木陰が多いコースを走る。
 日陰と日なたでは気温差が大きい。
 木陰が長く続く道を選んで走る。
 場合によっては、日陰の道だけを行ったり来たりする。
〇水を飲める場所があるところを走る。
 公園の水道などでよいから通った時、必ず水を飲む。
 当地の水は、そんなにカルキ臭くない。
〇塩飴を持っていき、なめながら走る。
 スポーツ用のような塩飴もあるので、3個くらいは口にする。

まあ、当たり前のことばかりなのだけれどね。
一番になることを目指すのではなく、走ることを楽しむのが一番の目的なのだから、夏のさなかも工夫しながら楽しく走っていきたいものだ。
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子どもに遊ぶな、と言わなくてはいけない~そんな暑さが続く~

2018-07-18 22:06:16 | 「育」業
連日すごいね、この暑さ。
7月も、まだ小中学校だって夏休みになっていないのに、岐阜県で、40度超えだって。
日本は、こんな暑さを7月に記録するような国ではなかったはずだがなあ。
私たちが子どもの頃だって、30度を超えるような日は珍しかったような気がするのだが…。

小学校の校内放送が聞こえるところでは、毎日こんな声が聞こえている。

「今日も、大変暑いため、熱中症予防情報が出ています。
今日の昼休みは、グラウンドには出ずに、校舎の中で過ごしましょう。
体育館でも、汗をかくような運動はしないで、静かに過ごしましょう。」

他県では、暑さで熱中症になり、校外学習から学校に帰って亡くなった小学生もいたとのこと。
このくらいは、仕方のない措置なのかもしれない。

しかし、暑くても元気に遊びたい子どもたちを、室内で静かに過ごさせるというのも簡単ではあるまい。
一般の人たちは、先生が言えば子どもは素直に従うと誤解している人たちが多い。
従える子どもばかりではないのだ。
じっとしてなんかいられないし、ストレスの発散もできないから、かえっていらついたりやる気をなくしたりする子が多いのが現実なのだ。
「あと〇日で夏休みだから、まず暑さに負けずにがんばろう。」と励ますのが精一杯のところだ。

全国的に見ると、豪雨被害に加えて猛暑となっている地域も広範囲に渡っている。
「がんばれ」と遠くから言うだけでなく、本当に国民の生活のために何が必要かを考え、何らかの具体策が必要なような気がするのだが…。
様々なことが、後手後手に回っているような気がするのだけどなあ…。
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ニゲラ また花が咲いたよ

2018-07-17 21:43:33 | 草木花
またまたニゲラの話題。
クロタネソウの和名を持つニゲラ。
てっぺんにできていた実の部分に隙間ができ、その隙間から黒い種ができているのが分かる。


去年は、道路に落ちていた種を拾ってきて、それを秋にまいたのだった。
それが、春に花を咲かせたのは、うれしかった。

さて、種ができたからだろうか?
数本映えていたその茎の途中に、どれも2回目の花が咲き始めた。

花は、春に咲いていたものに比べてずいぶん小さいものだ。

でも、こうして一斉に、再び咲き始めたのが、実に不思議に思う。


「クロタネソウ」の名の通り、黒い種をずっと作り続けるのだろうか…???

春に比べて気温が高いせいか、花の大きさが小さくなりながらも咲いている花は、ほかにも結構多い。
前より小さい花だけれど、ニゲラは、夏にもこうして花が咲くということが分かったのは、楽しい。
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ホソバウンランの季節~花言葉は「喜びも悲しみも」~

2018-07-16 21:36:14 | 草木花

今年も、この花が、アルビレックス新潟を応援するためにスタジアムに向かう私の目を楽しませてくれるようになった。
第4駐車場から道路を渡ったところに、背丈は小さいがうす黄色の花がいくつも咲いている。
その花の名は、ホソバウンラン。
去年、その名を知ったのだった。

この花が咲き出した頃、去年、チームの監督が呂比須監督に代わっても、J1でなかなか勝てない試合が続いていた。
勝てなくても勝てなくても、シーズンパスを買って保有する身としては、勝利を願ってスタジアムに通っていた。
おや?
なんとJ2の今も同じような状況ではないか!?
似ているなあ。


ホソバウンランは、こうしてキンギョソウに似ているような特徴のある花。
中心部は、こうしてオレンジ色の部分もあるのだ。
アルビカラーを有しているのだが…。


去年も今年も、思うように勝てない。
特に、ホームで勝てない。

ホソバウンランの花咲く季節。
アルビレックス新潟にとっては、去年も今年も耐え忍ぶ時期になっている。
その花言葉は、「喜びも悲しみも」なのだそうだ。
アルビレックス新潟のサポーターに最もふさわしい花言葉だと思うのだ………!?
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いい試合…のはずが結局…

2018-07-15 23:19:21 | アルビレックス新潟

J2リーグ後半戦のホーム初戦は、横浜FC。
3月に対戦した時は、3-0で快勝している相手だ。
だが、その後から新潟はおかしくなった。
今は、6位横浜に勝ち点で10も離されている。
今節のスターティングメンバーは、今までと大きな変更があった。

GKムラーリャは変わらないが、DFの要センターバックは、原と広瀬だ。
そして左右のサイドに安田、渡邉泰基。
ボランチに加藤と小川。
サイドハーフは、左に高木、右に戸嶋。
フォワードは、矢野と田中達也。
…このメンバーは、試合前から、今考えうる中で最高の布陣だと思った。
元日本代表が4人入っている。
苦しい局面を打開するにはどうすればいいのか、経験が豊富な選手たちがなんとかしてくれるのではないかと期待した。

期待どおり、立ち上がりから新潟の出足が素晴らしい。
テンポのよい攻めが続く、続く。
続くのは、Nスタンドのサポーターの声もそうだ。
今日は、キックオフからずっと、新潟サポーターのソウル・ソング「アイシテル ニイガタ」を歌い続け、選手たちを鼓舞していた。

その時間は、11分以上。
ずっと続いていたのだった。

選手たちは、それに応えようとしていた。
動きが素晴らしい。
相手に対して、厳しいチェックでボールを奪う。
そして、素早いテンポでパスを回す。
動きは、完全に横浜の選手たちを凌駕していた。
新潟は、いつ得点が決まってもおかしくないように、チャンスを多く作り出していた。
時折のピンチも、相手ゴールが枠をとらえず、運もついていると思えた。


後半になっても、新潟の攻勢は続いていた。
そうは言えるが、選手にも少しずつ疲れが出てきたようで、試合は小康状態となった。

こんな時は、相手に1点を入れられてそれを返せずに負けてきたのが、前半戦の特徴だった。
…という悪い予感が、当たってしまう。
73分、後半初めての相手のシュートが、なんと決まってしまった。
最近の試合では、相手が侵入してきて放つ、右45度からのシュート。

まだ時間はある、とは思っているが、このあたりから新潟のパスミスは出るし、相手のもっさりした試合の進め方に合わせてしまって、なかなかチャンスが作れない。
そうこうしているうちに時間は進む。
最後のターレスのシュートも外れて、試合終了。

なんてこったい。
前半は、今季一番のいい動きを見せていた。
前半戦、こんな試合をしていれば、ここまで負け数は増えていないだろう、と息子が話しかけてきた時には大きくうなずいた。
なのに、後半たった1本のシュートを浴びて、0-1の負け。

経験値の高い期待した選手たちの動きは、さすがだった。
矢野の運動量、小川の的確な指示、田中達也のスペースに動いてボールをもらう動き、冷静な安田のボール扱い…。
しかし、シュートが決まらなくては勝てない。
それは、当然のこと。
もったいない試合であった。

「どうして?何が足りないの?」
と、懸命に応援していた目の前の女性が叫んでいた。
こんなにいい試合ができる。
だけど、ゴールが割れず、簡単に決勝点を与えてしまう。
あと1,2試合、こういう経験のあるベテランを中心に試合をしてみて、それで勝てなかったら、長期計画で若手を育てる方にシフトチェンジだな…。
そんなことを思った、切ない結果の第23節、後半戦のホーム初戦であった。
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白花のカタバミに遭遇!

2018-07-14 22:18:57 | 草木花
カタバミ。
黄色い5枚の花びらで、いたる所で見かける雑草の花。
細くて地面低く花を咲かせているが、今の時期はいつもより少しだけ草丈が高くなっている。

取ろうとすると、ブチッと切れて根が残ることが多い。
それもそのはず、その実のわりに根は結構太いのだ。
結構厳しい環境でも生えていて、根を残すというそのたくましさは、立派なものだ。


そのカタバミだが、多少濃淡の違いはあっても、花びらの色は、黄色と決まっている。
そう思っていた。

ところが、先日、白いカタバミと遭遇した。

近くには、いつもの黄色いカタバミがあったから、これは白花なのだと判断した。

ネットで調べると、シロバナイモカタバミというものがあるそうだが、それはムラサキカタバミの変種らしい。
写真を見ても、明らかにそれとは違っていた。

珍しいものを見つけた気分。
新しいものが見つかると、やっぱりうれしい、楽しいものだなあ。
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2,315人しか観客がいない中で~VAMOS ALBIREX~

2018-07-13 20:47:02 | アルビレックス新潟
試合前の選手入場の時、サポーターたちは、それぞれ自分の持っているタオルマフラーを掲げる。
それは、今までにいろいろなデザインや種類のものが販売されてきた。
チーム名の入ったもの、マスコットキャラクターのアルビくんがデザインされたもの、選手名の入ったものなど、いろいろなものがある。
今まで、いったい何種類くらいのタオルマフラーが売られてきたものだろう?
そんなことを時々思ったりする。

私も、3~4種類持っている。
今季は、J2に落ちてしまったので、もう一度J2からJ1に上がりたい。
そう願って、かつてJ2時代に購入したこのタオルマフラーを持って行くことが多い。


「VAMOS ALBIREX」と大きく書いてあるものである。
「VAMOS」は、「行け!」とか「Let's go」の意味があると言う。
そう。だから今季は、どんどん勝って上位に行ってほしいのだが、なかなかそうはならないところが歯がゆいところである。

かつてJ2で戦っていたのは、15年も前だったから、この「VAMOS ALBIREX」のタオルマフラーを掲げている人なんか、見かけることなどない。

…のはずが、先日の天皇杯3回戦FC東京戦で、私の前方の席に陣取った男性が、なんと大きく掲げていたのである。

この試合は、2,315人しか入場者はいなかった。
よりによって、そんなに少ない中で、目の前で、同じ15年も前のタオルマフラーを持っている人と会うかなあ、といささか驚いた。
その男性のタオルマフラーは、あちこちほつれていて、オレンジ色が薄いピンク色に見えるほど使いこなして(?)いるものだった。

これを首に巻いて、彼は応援していた。
「集中、集中。」とつぶやきながら、試合に見入っていた。


残念ながら、試合は1-3で、あの頃J2の仲間だったFC東京に逆転負けしてしまった。
だが、2,315人しか観客がいない中で、こうして古くからずっと応援している人の姿を見て、うれしかった。

あの頃も、今も、変わらずに新潟を応援している人は、まだまだ多いのだ。
そうだよ。
今も昔も変わらずに声援を送ろう。
VAMOS ALBIREX!
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雨中を駆ける

2018-07-12 22:13:36 | RUN
走り出したら 降り出したよ 雨
こんなに細い こんなに細かいものなら 何も気にはならない

吹きつけてきた 雨
前よりも 顔に体にビシビシ当たる
負けてたまるか こんな雨に
雷鳴れば怖いけど ただの雨なら負けたくない

負けたくないだと ならこれではどうだ と言わんばかりに 
空は落とす雨粒を大きく激しくする
降るなら降れ
おいらは負けない
走り続ける

郊外につながる道を走る
歩道を走っているのに、車道をスピード上げて走る車が 水しぶきをかけて 逃げていく
待て この野郎 とその後ろを追いかけても 
あかんべえをするように しぶきをさらに散らして車は逃げていく
こんなどしゃぶり雨の中 雨具も着ずに走るなんて なんて物好きな
ドライバーたちはそう思って見ているのかもしれない

正面からも そんな物好き人が走って来る
校外にトレーニングに出かけた女子高生か
淡々と軽い足取りで 濡れた歩道にピッチを刻み 通り過ぎて行った
その正確さに その軽快さに 鍛えている若さを感じ うらやましくなる
でもね
このおっさんも 自分なりに 今を楽しみながら鍛えているんだ
そうでないと こんな雨の中 走ったりしないよね

潟の水辺を走る
水鳥たちはいいよね 雨に濡れても 
もともと濡れても 平気だもんね 水鳥だから

近くの木陰には やどる人影
水鳥と違って 濡れたら困る 濡れたくない気持ち丸見え
全身ぐっしょりの走る私を見る目は 少し大きく見開かれた

再び舗道を行くと 合羽の集団が 雨に叩かれながらまるで気にしないかのように作業を続けている
照られようが 降られようが 
目の前の作業が終わらなければ 仕事は終わらない
黙々と作業を続ける背中に 雨には負けぬ 仕事のプライドが見えた

道の向かい側の歩道から はしゃいだ声が
自転車の一団5台の主たちは 透けて見えるほどびしょびしょになった白い学生シャツの男子中学生
雨具に身を包むより 笑いながら仲間と雨に打たれることの方がはるかに大切な時代だ
おどけた声と笑い合う声が 交差しながら 遠ざかって行った

雨中のRUN
頭から靴の先まですべてひとたび濡れてしまえば
あとは気にすることはない
いつもよりも違ったものが見える風景が楽しい
いつもよりも違った感覚になれるのが楽しい

そして思う

ああ 生きてるなあ



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