ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

3代目豊山の活躍に心おどった名古屋場所

2018-07-22 22:41:46 | 新潟
大相撲名古屋場所が終わった。
3横綱は、1人全休で残る2人が途中休場。
注目された新大関栃ノ心は、5連勝していたのに負けた一番でけがをして、残念ながら途中休場。
残る大関の豪栄道や高安は、カド番を脱出するのに精一杯。
関脇御嶽海の奮闘、初優勝により何とか盛り上がりに格好が付いた感じになった。

優勝した御嶽海に千秋楽で土をつけ、12勝3敗の好成績で敢闘賞を受賞したのが、新潟県出身の豊山である。
豊山というしこ名の力士は、私の記憶によれば、今の彼は3代目である。
昭和30~40年代に活躍した大関豊山が初代である。
2代目豊山は、横綱輪島に対して猛烈な闘志を燃やす力士で、小結が最高位だった。
2人とも、新潟県新発田市出身で、東農大から時津風部屋入りしている。
現在の豊山は、3代目となる。
新発田市出身ではないが、すぐ隣の新潟市北区の出身であり、東農大から時津風部屋に入門したのは同じである。
同じ県北の北新と呼ばれる地域出身であり、活躍が期待されているから、由緒あるしこ名「豊山」が付けられたのだろう。
入門した当初は本名の「小柳」(おやなぎ)を名乗っていたが、活躍するにつれ、「豊山」を期待する人が多くなったという話も聞いた。

一昨年の3月に三段目付け出しという位置から大相撲での活躍が始まった。
三段目でも幕下でも優勝を果たし、その11月には十両に上がって11勝4敗の好成績を残した。
活躍した。
昨年は2度幕内入りしたが、2度とも4,5勝しかできず、十両に逆戻りした。
今年、3度目の入幕を果たすと、2場所連続して勝ち越し、先場所は幕内上位に行ったが、2勝13敗と大負けして今場所を迎えた。

今場所は、初日に敗れてから7日目まで4勝3敗だった。
終わってみると、12勝3敗。
8連勝で締めくくった。
先場所での上位経験を生かし、一番一番に集中して戦う相撲は、日に日に強さを増した。
大きな体を生かした押し相撲は威力があった。
星があがると、毎日が上位との対戦となったが、勝ち星を積み上げた。
14日目には、大関高安を一方的な相撲で、そして千秋楽の今日は関脇御嶽海を相手に攻めのよさと受けのよさを見せ、粘って土俵際で優勝者を背中から投げ捨てた。

久々に新潟県出身で、見ていて楽しい力士が出てきたと思う。
来場所は、また幕内上位に上がり、三役力士との対戦が多くなるだろう。
だが、恵まれた大きな体を生かし、相手を圧倒して勝つ相撲が見たいと思う。
これからの更なる活躍を、大いに期待したい。
コメント
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