人が生まれ、赤ん坊
5年経ち、幼児期
10年経ち、ギャングエイジなる少年期
中学時代は反抗期となることも、
はたちとなり、誰もが成人と呼ばれる。
成人って?
法的には、単独で法律行為を行えるようになるのが成年で、
成年に達する事を成人という。
原始の時代、狩猟採集社会では猛獣を射止めることが
出来るか否か、集団に貢献出来るか否か、
これが成人として認められる条件だったとか。
アフリカ・マサイ族は14、5才でひとりでサバンナへ出て、
ライオンを仕留めると成人と見なされる。
それが出来ないとの会議にも出られないし、
結婚も出来ない。
アメリカインディアンの部族には、
熊をひとりで射止め、巨大な爪を持ち帰るのが
成人の条件というのがある。
南太平洋に浮かぶバヌアツ共和国では
男子は勇気の証として、足首に木のツルを巻いて、
高いやぐら風の所からバンジージャンプをする。
これは、私もテレビで見たことがありますが、
飛び降りた所の地面は飛び込み台から土盛りを
斜めにして衝撃を和らげる工夫はされている様ですが、
「どお~ん!」っと、もろに体を地面に打ちつけていたのは、
半ば、自殺行為でした。
太宰治は 『大人とは、裏切られた青年の姿』 と、
述べているそうですが…、
『少年よ大志を抱け』 と言ったクラーク博士は、
札幌農学校に着任した時、 ひと言、
『 Be Gentleman! 』 (紳士たれ)
これで、校則は充分と言い、細かく定められていた校則を
廃したそうです。
少年も、大人として見ていたということでしょうか。
いつまで経っても、立派な成人にはなれない私です。
” Be Gentleman、 Be Lady ”
やはり、これでしょうか。