土佐の言葉で「はちきん」 というのがあるそうです。
”男勝りで元気がよくて、サバサバして毒舌のところもあるけれど、
面倒見がよく、ほんとは優しい女性” のことだそうです。
もうだいぶ前、私は松山千春のコンサートを見るために、高知に行きました。
高知にはひとり知り合いがいまして、そのご主人が亡くなられたので、
お線香を上げさせてもらうのも目的で高知へ初めて行きました。
この人のお姉さんが正に「はちきん」 でした。
私が、行くと聞かれてお姉さんは知り合いのタクシーの運転手さんを呼び、
その方のタクシーで…、タクスゥイーですよ!
高知市内を観光に連れて下さいました。
いつも申しておりますように、私はイタい「雨女」 です。(T_T)
その日も雨が降りました。
そんな中、私の希望の「桂浜」 に連れて行ってもらいました。
♪ 見ませ見せましょ
浦戸をあけて
月の名所は桂浜
よさこい よさこい
の桂浜は その日も 雨だった ♪
と歌が変わってしまいましたが…、
携帯電話に、唯一この「桂浜」の写真が残っていました。
日付は、2007年6月14日
その頃は、デジカメも持ってなかったのです。
「思い出は心の中に~」 なんてキザな事、言ってました。(^_^;)
桂浜には大きな龍馬像(立像)があるのは有名ですが、
知人のお姉さんの説明では、龍馬像は太平洋のその向こうの、
アメリカの「自由の女神」 の方角を向いて立っているとのことでした。
お姉さんは、知人と比べ、土佐弁の強い方で、
『この龍馬さんはアメリカの自由の女神の方を見ちゅう言うき。」
の様な感じで、語尾に特徴がある話し方で、
「土佐やなあ~、ええもんやなあ~」 と感激したものでした。
龍馬記念館の展望台でも雨も降っているし風も強く、殆どガラス越しに
部屋の中から、太平洋を眺めました。
こういう、広大な景色を毎日見ていると、人生観も変わるでしょうね。
もう一度、行きたいなあ~ (@_@。
今度行けたら、雨でも何でも、私もアメリカの自由の女神像を見つめてみよう