どうも、お墓だったり血生臭かったり暗い話ばかりですみません。
龍馬の生きた時代は、たぶん日本の暗黒の時代で、
京の町は殺りくの舞台となったため、この様な所が多くあるのでしょうが…。
今日は、「円山公園」
少しは、明るいこともご紹介できるチャンスかと、頑張ってみます。
霊山(りょうぜん)から円山へと移ります。
京都盆地は三方を山に囲まれています。
その、東にある山並みを「東山三十六峰」 と呼びます。
「ふとん着て 寝たる姿や 東山」 と歌われている様にとてもなだらかな山が
連なっている山脈です。
その中に、「霊山」(りょうぜん)、「円山」(まるやま) という山が隣り合わせで
あります。
その山すその「円山公園」
私が小学生の頃は、近所の友達といっしょに夏休みの「植物採集」のために、
円山公園の後ろの山に入って集めて帰ったものでした。
シダとか…?シダとか…? まあ、いろいろ集めて帰りました。(^_^;)
もちろん今は冬で花も葉も付けていませんので…、やっぱり暗い話で、
ここは、お花見の名所です。
4月になれば大勢のお花見の人で、たいへん賑わいます。
そのしだれ桜を見つめるかのようにその横に、
坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像が立っています。
昭和11年、高知県人会有志によって建立されましたが、
第2次世界大戦の時、取り壊されました。
その後、昭和37年に再建されたものが現在の像です。
(同じ形で小さくした像が、お墓の横にもありました)
龍馬は身長174㎝位と、当時、かなり背が高く、二人を立たせると
バランスが悪いので、中岡慎太郎の像は座った形にしたそうです。
『 中岡さん、しだれ桜の元気がないぜよ 』
そうなんです。
このしだれ桜は、2代目で樹齢80年位なのですが、鳥の害などで
弱ってきているそうです。
ちなみに1代目は昭和22年、樹齢220年で枯死してしまったそうです。
2代目は、1代目からの実生で育てられました。
この桜を育てたのは、京都の「植藤(うえとう)造園 15代目 佐野藤右衛門さん」
「桜守」 と呼ばれるほどの方です。
今は、16代目さんにバトンタッチされてます。
京都の人達に「 祇園の夜桜 」 として親しまれている円山公園です。
4月になれば、またお花見見物で龍馬像の前も賑わう事と思います。