多賀大社門前の名物、「莚壽堂本舗・糸切餅」 です。
糸切餅は、材料が米粉と表示してある通り、おだんごの感触です。
筒状のお餅の中に、さらっとしたあんが入っています。
あんこは、塩味の効いたこしあんで、さっぱりしています。
それにしても、糸切餅の表面の真珠の様な輝きはどうして出るのでしょうか
傷のない真珠のような輝きの上に、青、赤、青と三筋の極細い線が引かれて、
美しいです。
※糸切餅の由来
糸切餅の三筋の線は元寇の時の蒙古軍の旗印を模したものです。
弓の弦に見立てた糸で旗印に見立てた餅を切ってあります。
刃を用いず悪霊を断ち切り、安寧と長寿を祈願するという意味のものです。
でも、なぜ蒙古軍なのか?
それは元寇の時、敵の旗印を作り、これを断ち切り多賀大社のほとりに埋納し、
勝利を祈ったことがあり、
これを里人が真似て弓づるで断ち切った糸切餅を作り、
神前にお供えしたのが始まりとされています。
莚壽堂本舗