地球の裏側からやって来た津波の第一到達地点は、
小笠原諸島の南鳥島で、28日午後0時43分、10Cm
そしてその後、各地に押し寄せ、高知県須崎市須崎港と
岩手県久慈市久慈港には、1.2mの津波がやって来た。
津波到達予定時刻は、悪いことに大潮と重なっていた。
港の防波堤が冠水したり、市や町も冠水した。
「大津波警報」「津波警報」「津波注意報」
わずか10Cm、30Cmの上昇といっても、それが入っている壺は
「太平洋」
海岸を見回る消防職員、その繰り返す注意にも耳を貸さず、魚釣りを
『津波到達のぎりぎりまでしてから、逃げる』 と豪語する釣り人。
信じられない人もいるものだ。
各地でも、避難所に避難する人が少なかったという。
また、第一波が到達した直後にもう、帰宅した人もいると言う。
確かに、警報が出されてから長時間が経ち、まだ来てない、まだ来てない、
の気分でジリジリしてくるのは分かる。 でも、
これでは、せっかく出された津波の情報が何の役にも立たない。
それぞれの人の、自分の命を守るための情報なのに…。
結果的に、大津波は来ず、気象庁も予測が大きすぎた事を謝罪していたが、
最悪の事態を考慮しての予測なのだから、それはそれでいいのではないかと思う。
27日午後3時34分 チリ地震発生
28日午前9時33分 大津波警報など発表
1日午前10時15分 注意報などすべてを解除
すべて解除は地震発生から42時間後だった。