四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

黄菖蒲(きしょうぶ)

2005-05-22 07:38:32 | 俳句
 横浜市金沢区の称名寺は、鎌倉時代の執権・北条一族の菩提寺で、当時最高の武家図書館であった「金沢文庫」の管理もなされていた。卜部兼好も二回訪れている。浄土式庭園が遺され入場は無料である。
阿字ヶ池には朱塗りの反橋、平橋が再建されたが腐食が進み今は反橋のみ。
黄菖蒲がとりかこむ池は、野鳥や亀、鯉たちの楽園で、浄土にふさわしい。浄土とはおのれの心の無我と思われます。
     阿字ヶ池ふちどる黄金(こがね)花しやうぶ  駿
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