四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

離反の弟子も

2007-06-01 16:10:00 | 生かされて今日
 曲翠(きょくすい)は地元近江膳所藩の重臣で江戸勤務時に入門、芭蕉翁の信頼厚い弟子で、借金を頼むなど弟子の中で最も多い手紙が遺されています。
悪臣を槍で刺し殺して自害して果てました。
翁には深川芭蕉庵を提供し最後まで経済上の面倒をみた杉風(さんぷう)や其角、去来、女弟子の園女(そのめ)など愛弟子も多いが、作風の変化に付いて行けずに離反していった弟子もいていかにも人間的な側面も興味深い。
 昭和40年の義仲寺再建には、東京在住の一個人の寄進によるものだとは知りませんでした。名を伏せた篤志家に感謝するばかりです。そういえば京都の落柿舎も個人の寄付で再建されたとか。
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