まじかな両親をはじめとする先祖の霊を、家庭にお迎えするお盆がはじまりました。かの戦争で人知れず命を断たれた霊魂も、ジャングルや海底から故郷へ帰還される七月。
支えとなっている目に見えざる先人たちを、わが身をゆすぶり感じたいものです。
朝日歌壇からご紹介します。
○戦死せし夫(つま)の遺骨はなき墓に母九十で入(い)りたまいけり
内倉まさ子
○戦死せし夫(つま)二十九その妻の八十六歳法名並ぶ
千部穂波
○あれはみな悪夢だったと言うように野の草叢(くさむら)に眠る忠魂碑
渡辺悦子
支えとなっている目に見えざる先人たちを、わが身をゆすぶり感じたいものです。
朝日歌壇からご紹介します。
○戦死せし夫(つま)の遺骨はなき墓に母九十で入(い)りたまいけり
内倉まさ子
○戦死せし夫(つま)二十九その妻の八十六歳法名並ぶ
千部穂波
○あれはみな悪夢だったと言うように野の草叢(くさむら)に眠る忠魂碑
渡辺悦子