親と子供の情をうたう短歌(朝日歌壇)三首をどうぞ。
○私がこんなにやさしくないなんて介護の日ゝに思い知るなり 黒木幸枝
綺麗事ではすまない老病の介護に胸が詰まります。親への恩返しとは云うが、自責の念がさいなんで来て辛いですね。
○元気なら良いのだけれど父の日に何も届かず娘を思う 桃村聖一
遠く住んで音信無き娘を案じるお父さんが切ない。電話の1本くらいしろよ。
○子供らの電話かからぬ父の日のわれに雲あり風あり書あり 藤田 恭
誰ひとり電話もくれない父の日を自分で励ましているのである。墨をすり心を慰めるよき趣味をお持ちですくわれます。
○私がこんなにやさしくないなんて介護の日ゝに思い知るなり 黒木幸枝
綺麗事ではすまない老病の介護に胸が詰まります。親への恩返しとは云うが、自責の念がさいなんで来て辛いですね。
○元気なら良いのだけれど父の日に何も届かず娘を思う 桃村聖一
遠く住んで音信無き娘を案じるお父さんが切ない。電話の1本くらいしろよ。
○子供らの電話かからぬ父の日のわれに雲あり風あり書あり 藤田 恭
誰ひとり電話もくれない父の日を自分で励ましているのである。墨をすり心を慰めるよき趣味をお持ちですくわれます。