四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

海軍特別年少兵

2010-02-10 19:06:45 | 生かされて今日
 ボランテァガイド仲間の五人で毎月一回、ランチタイムの放談会をやっています。みなさん老境ながら好奇心旺盛、政治、読書や歴史研究、広い趣味に時間を忘れる方々ばかりで後輩の私は圧倒されっぱなしです。もちろんビール、焼酎ありで刺激的、議論沸騰おもしろいです。いつも様々なテーマが出て、配布する資料や読破した本を持参されます。
 今日は80才の方が「海軍特別年少兵」の時の貴重な資料を見せてくれました。「14才の少年兵」の証言には皆ビックリ、密室での残酷なしごきの海兵団生活を生々しく教えてくれました。昭和17年の1期生から20年の4期生まで、愛国心をたきつけられた約17200人が召集、約5000人が戦地に倒れたそうです。不健全な愛国教育がいかに多数の児童を血なまぐさい戦場に送り込んだのかの証人です。集団リンチで夜毎しのび泣く者、自殺した方もいたそうです。持参されたヒノマルの「七生報国」に当時の熱病がしのばれます。国家に戦争は絶対させてはなりません。その防波堤は世界にひとつしかない平和憲法・日本国憲法です。国家権力の暴走を阻止出来るのはこの憲法のみです。
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