四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ワシントンDC紀行(その10)

2011-01-27 13:30:06 | 生かされて今日
 過日、中国の胡錦濤主席がはじめて国賓待遇で招かれたオバマ大統領の執務するホワイトハウスに来ました。地下鉄から数分、ラファイエットの騎馬像(銅像が多いのはヨーロッパに比し歴史が浅いための劣等感でしょう)を背にすると目には馴染みの青芝に白亜の建物がそれでした。鉄柵に囲まれた何気ない建物です。さすがに警察の車が3台、イスラエルに抗議のテントがひとつのみで閑散としています。ここが世界政治の中心とは思えない穏やかな冬日和です。隣は財務省です。真向かいのビルの中に観光客むけの店がありオバマさんの顔のシャッやJFKやワシントン、リンカーンなど歴代大統領にちなむお土産を売っていました。
 ぐるり歩くとホワイトハウスの南側を遠望するところに出ます。大樹のクリスマスツリーが片付けられているところでした。なにせ米国は広々としていて、芝生がゆったりと土地の感覚が違うのです。蒼天の原には大きな雁が群れをなして遊んでいます。
初代大統領ワシントンを記念した大塔に出ました。ぐるり星条旗がはためいて、全容を撮ろうにも入りきれません。塔のてっぺんに上れば、街の全容が見れるようです。桜の花が小さくチラホラしていました。春爛漫の桜まつりの頃が観光にはベストなのでしょう。
 街の東西にまたがる大きなモールと呼ばれる公園に出ました。東の端は白亜の国会議事堂、西はリンカーン記念館そのあいだに国立自然史博物館、ナショナル・ギャラリー、国立航空宇宙博物館、国立アメリカ歴史博物館など多数のスミソニアン博物館群があります。しかし、我国の千年を越える法隆寺や薬師寺の五重塔を、当地の市民が見たらさぞビックリするでしょうネ。200年対1000年の差ですから。
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