四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

東北3県から逃れた方々

2011-07-09 17:07:53 | 生かされて今日
 総務省統計局の発表によると、震災被災の福島、宮城、岩手の3県から出られた方(3月から5月までの転入と転出との差)は31,752人でした。転出超過が3万人を超えたのは39年振りだそうです。
 父祖伝来の愛着ある土地、思い出の染み込んだ町や村、仕事商売をしていた町、学校や幼稚園のありし町、お祭りの神社仏閣のあった村町、人情厚い親戚、知人との絆から離れざるを得ない方々の心情を察すると辛いです。
しかも、津波に襲われて跡形も無い自宅、親の家、財産を流され裸同然の離県はなんと酷いことでしょうか。都心に比べて広びろとした庭に瀟洒な家、幸せな暮しが、3.11突然根こそぎにされた悲しみと怒りが感じられます。
 原子力発電所の放射能まで浴びせられた福島県が最も離県が多く17,524人、宮城県が10,188人、岩手県は4,040人でした。
 私の義兄夫婦も福島県から北海道へ転居を強いられました。自宅に残さざるを得なかった愛犬は幸いに生きて発見され、無事北海道で癒されています。愚息は釜石市での4日間の被災地奉仕から横浜に帰りました。市内の幹線道路を離れる裏道は未だ津波の傷跡が生々しく、傷んだご遺体が発見されたそうです。7月と8月は霊界の先祖をおまつりするお盆、東日本大震災の犠牲者、2万3千人の新盆(にいぼん)、となります。南無妙法蓮華経
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