四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

寒中100日の荒行に

2012-11-02 05:16:09 | 生かされて今日

 今日、11月1日から来年2月10日までの100日間、千葉県市川市の中山法華経寺でお坊さんの大荒行が始まりました。なんせ睡眠時間3時間、朝寒の3時からの水垢離が日に7回、その間は読経三昧、身に付けるものは白木綿で足袋なしの素足、一汁一菜の粗食に耐えぬく信じられない苦行です。睡魔、飢えの苦しみに全国から今年は151人のお坊さんが旗のぼりを持った檀那の見送りを受けて入山されたそうです。まさに命をかけての修行なのです。

今から寒へ向かう時節に入りますが、来年の2月10日に満行会、再びこの娑婆世界へ戻られます。この期間荒行堂に近づきますと読経や水行などの声や音が漏れてきて、身が引き締まります。来年2月写真のように尊くたくましいお姿で荒行堂から無事出て来られるよう祈るばかりです。

悩み深き方や青少年には是非2月10日早朝に参拝されると、修行僧の気迫、オーラに心が洗われますよ。当山には日蓮聖人自筆の国宝、『立正安国論』と『観心本尊抄』がございます。

 過日御会式に出席させて頂いた横浜常照寺さんの息子さんがナント4回目の挑戦をされるとおっしゃつておられました。凄いことです。日蓮宗では加持祈祷の出来るのは、この難行を成し遂げた修行僧に限られるのです。

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