四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

リーダーの迫力

2018-05-21 07:15:09 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『『法華経』の「化城諭品」には、宝の山に向かう隊商のリーダーが、疲れきったメンバーの行く手に幻の城を浮かび上がらせて、みんなの気力を奮い立たせる物語が出てきます。これは、みんなに希望を抱かせる手段だともいえましょう。

「前途は厳しいんだぞ。こんなことでどうする」と叱咤ばかりしていたのでは、だれもついてこなくなってしまいます。リーダーといえども、これからのすべてのことについて百パーセントの確信を持っているわけではありません。

しかし、「こっちへ進もう。必ず未来は拓けるのだ」と言いきるその迫力が大事なのです。

行く手に苦しいことが待っていることもあります。将来のために、あえて不利なことを甘受しなくてはならないこともあります。ときには、回り道をしなければならないこともあります。しかし、希望を持って自分の意志で歩き始めると、勇気を持ってそれに耐え、それを受け入れ、乗り越えていくことができるのです。

「希望があれば疲れない。希望を持って生きる人は老いることがない」という言葉があります。』

庭野日敬著『開祖随感』より

 

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