四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

かごしま帰省の初日(その2)

2019-06-03 10:48:27 | 生かされて今日

 鹿児島市への帰省は何年ぶりだろうか。昔は両親とおじいさん、兄と姉と妹の七人でワイワイ暮していましたが、今遺されているのは福岡の姉と鹿児島の妹と横浜の僕、3人となりました。

まず、照国神社近くの妹宅へ予告なく訪ねました。横浜の土産物はろくな品がなくいつも悩むのですが、横浜中華街の月餅にしました。夫婦とも在宅でわが孫の話やよもやま話。

天文館通にあった老舗の本屋さんが消えていたのは寂しい。金海堂に春苑堂だったかな。吉田書店もあったなぁ。「帰省子のかよひし書店消えてをり」

 今回の帰省は同窓会もあるが59年前に早世した父、24年前に旅立った母の心に近づきたいと念じて参りました。チンチン電車で鹿児島市役所前下車、歩いておやじが亡くなった病棟に立とうとかごしま医療センターへ向かいました。

久しぶりに西郷さんの陸軍元帥像を拝し旧鶴丸城の濠ぞいをテクテク。「北辰ななめにさすところー」の第七高等学校造士館あとへ。「水草生ふさとのお濠や出世せず」

 西南戦争の弾丸痕がのこる石壁の「私学校」あとに大病院があります。かなり増築されて思いの深い廊下には行けませんでした。「帰省子の考の病棟にたたずみぬ」

 

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