『信仰というと、苦からの救われや願望成就を願って神仏に祈ることと考えられがちです。
けれども、立正佼成会の信仰は、神仏に祈ること以上に、仏法という普遍の真理(法)に随順した生き方をめざすものです。
それは、「他を利する」という人間本来の慈悲心を発揮する生き方に目ざめて、まわりの人との調和を築くことを願う生き方です。』
庭野日敬著『我汝を軽しめず』より
PS 肉眼には見えない「諸行無常」と「諸法無我」の真理(釈尊が悟られた法・哲学)を、私達人間にわかりやすくシンボライズ、象徴してくださっているのが仏像です。
苦は「諸行無常」と「諸法無我」のルールに反する自分の煩悩、浅知恵、才覚、世法を根本原因とします。
苦のもとは外、他人でなく自己内部にあるのです。他人を変えるのでなく、自分を変える努力をしましょう。それが仏道です。