四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

100日の荒行から帰還(その2)

2013-02-20 09:06:07 | 生かされて今日

 お寺の庭で冷水をかぶるお姿を見ようと檀家やカメラマンが人垣を作りました。春浅き寒風に水行のしぶきが白抜きの如く輝きました。自分の懴悔滅罪、東日本大震災犠牲者の慰霊、みんなの家内安全を、日本の平和を祈念する真言を唱えているようでした。

満席の本堂では帰山式がおごそかに行われました。読経のあと、日蓮宗の役職者や先輩、友人知人たちから伊東日昊(にちこう)上人に対して四行、400日満了の祝辞、布教伝道に今後のご活躍や励まし、ご婦人信者の和讃が続きました。上人が四行に挑戦されたのは大震災の災厄があったからではないでしょうか。

一緒に百日難行を達成された八人の僧のご紹介もありました。

 招福、断魔のカチカチとするどく鳴るぼっけんと法華経読経が充満する祈祷会がはじまりました。内陣から降りた九人の僧は本堂に参集した私たちの頭、背中を法華経の巻物でさすり祈念をしてくださいました。幸いに私はおふたりから祈祷を頂き、なんだか身が軽くなる感じです。

最後に伊東日昊上人のお父様の常照寺住職さんからお礼のご挨拶です。父が子を思う姿にジンときておもわず目が潤みました。早世した私のおやじもいつも霊界で私を見守っているんだなと気付いたからです。一番感動しました。南無妙法蓮華経。

 


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