四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

秋惜しむ

2005-11-07 22:47:29 | 生かされて今日
 立冬とは言え、横浜は晩秋の只中です。私のふるさと鹿児島では今、モクセイ香ると聞きます。横浜の我家では九月に金木犀のふくいくたる風を楽しみました。
もみぢ前線は北から南へ、高地から平地へと日本列島を動いています。渡り鳥は逆に北へ帰る種類もあります。
「冬隣(ふゆとなり)」の季節、年齢ごとに一期一会、たった一度だけの十一月が始まりました。じき、せわしない師走、お正月。だからこそ十一月は貴重だ。
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絵の趣味

2005-11-05 05:43:32 | 生かされて今日
 晩秋の池辺にカンバスに向かう画家、向かいのイチョウが黄緑の薄もみじで美しい。
この頃気候もいいせいか、日曜画家が多くなった。老夫婦で筆を動かしているのは素敵だ。文化の日にふさわしい。水彩画や習字や写真、陶芸、水泳、登山はトライしたい趣味だが、まだぐずぐずしている。理解と実行とは別物だ。案ずるより産むが易いというけれど。
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作品五句

2005-11-03 21:38:32 | 俳句
 ♪良寛の脱字の写経秋の澄む 
    (良寛さんはドーンマインと悠然です)
 ♪室生寺に鳴る子の電話初もみじ
    (女人高野はホント秘境、息子に誰!)
 ♪秋ばらの白頭にさす照かへし
    (六十路をピンクに染められて)
 ♪終生の妻の名菊子白秋忌 
    (北原白秋はアゲマンに支えられた)
 ♪歯のとれしところが暗い文化の日 
    (飴に差歯が・・・、タクー)   
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鉄道記念物とは

2005-11-03 07:28:55 | 生かされて今日
 「汽笛一声新橋を」の日本最初の汽車・陸蒸気が、横浜停車場まで(当時は現在の桜木町にあった)走り始めたのは明治5年、日に2往復した。開通に尽力したイギリス人技師長、エドモンド・モレルの墓碑。若くして開通を待たずに病死されたのは痛ましい。「鉄道記念物」とは、鉄道の歴史的遺産として国鉄が指定、長く保存するよう定めた。神田の交通博物館には、第一号の英国製機関車が保存されています。
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ヨコハマ

2005-11-02 20:38:25 | 俳句
 ♪横浜のうごく残照秋惜しむ  駿
 ♪ビルに透く秋夕焼の紅ほのか  駿

 秋の落日はつるべ落し、アレッというまに夕闇が身に絡まってきます。「赤い靴はいてた女の子」像も黄昏の中に隠れました。山下公園や港の見える丘公園のバラも盛りです。横浜中華街の秋のともしびを通り抜けて帰ります。
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横浜外国人墓地

2005-11-02 05:50:52 | 生かされて今日
 幸運にもボランテァの方に墓地内を案内いただきました。休日にいらっしゃる方は是非ご利用をおすすめします。40以上の異国、さまざまな宗教形式の4700の墓碑。ペリ-の黒船で亡くなった兵士の埋葬がはじめとのこと。開国初期の文明開化に貢献された方々が眠っています。最古の女子大フェリスの創始者、鉄道建設技師、洋菓子やビールの先達、桜を海外に喧伝された方、聖書を和訳された牧師さん、生麦事件の犠牲者などなど。墓域の管理負担が民間の善意のみで、公的助成がないのは誠に残念だ。
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