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住宅の垣根に今を盛りにあちこちで見られる黄色い可愛い花だけれど、私にとって、我が家に咲いたこの花は、大事な大事な特別な花である。
広島のもみじママさんから、もう３年前に、芥子粒のような大きさのハナオクラの種と、水分に浸した紙に包まって、ビニルに丁寧に包まれて封書で送っていただいた、チロリアンランプとギョウシュンカの１０ｃｍくらいの大きさの苗だった。
ハナオクラはその年に咲き次の年にも花がいっぱいついて、食用にも鑑賞にも楽しませてくれた。
でもチロリアンランプは20センチくらいに延びたが、いつの間にか消えてしまった。
ギョウシュンカはどんどん細い枝を伸ばすのに花が咲かず、今年も駄目かと思っていたら、なんと桜の咲いた頃に蕾がつき、桜とともに沢山の花をつけて庭でにこやかに花の数を増やしていく。
広島からの養女のような黄色い花を、朝の庭で見るのが楽しみである。
タールヴィル～ルツェルン
