カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

バトンタッチ

2011年04月29日 | ☆季節

栄山寺山門は雪ヤナギに装われる



側溝の花びらは桜の花筏に流れのない淀みになっている。



溝の傍の土手にびっしりとキランソウが花を咲かせ、葉を土手に這わせてきた。
別名に「地獄の釜の蓋」「弘法草」とも呼ばれている。
命名を調べていて、
『薬効があるため、地獄へ行く釜にふたをするほどの効き目、とのことで名づけられたとも。
弘法草 弘法大師が、この草が薬になることを教えたから。煎じた汁は、風邪薬や高血圧の薬になる。』
薬草であることを納得する。
先日、森野旧薬園へ行った時にも、この花が沢山咲いていた。



私の家の裏の田んぼでは、以前はレンゲ畑が美しい春の風景として眺められたが、今は耕して雑草を土に混ぜ込んでいるだけである。
だから栄山寺のお寺の土手に固まって咲く、レンゲは懐かしい存在である。



境内に入らず外から薬師様にお参りしたのだが、柵の間から黄色い山吹が咲き乱れているのが見えた。
これからの栄山寺は、山吹の花のトンネルのような花の盛りを迎えようとしている。

春から初夏への花のバトンタッチを、捉えたウォーキング中のことである。
とは言うものの風はなぜか冷たい。
コメント (4)
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