午前中来客と宅配待ちで、ウォーキングに出られなかった。
誰もいないトリムコースを歩いていたが、そのうちランニングの人が、何人か歩いている私を追い越していくので、午後でも誰かはいるものだと、やや安心しながら歩いた。
3周でやめておこうと思って来て見たらやっぱり4周して、汗をいっぱいかいてしまった。
終わったら3時を回っていた。
京奈和自動車道は使わずに、北部幹線道路を帰った。
金剛山に向かって走るような道路であまり車が通らない。
道路の両側にススキが風に揺られて綺麗なので、路上駐車して少しカメラに収めた。
ススキは尾花とも言うのは穂が動物の尻尾に似ているからだろう。
季節の花300でススキについての和歌と俳句を見つけたので、ここに揚げさせてもらった。
・「秋の野の 美草(みくさ)刈りふき 宿れりし 宇治の京(みやこ)の 仮いおし思ほゆ」
(美草=薄) 万葉集 額田王
「人皆は 萩を秋といふ よし我は 尾花が末(うれ)を 秋とは言はむ」
万葉集 作者不詳
「虫の音も ほのかになりぬ 花すすき 穂にいずる宿の 秋の夕暮れ」
金槐和歌集 源実朝
「狐火の 燃(もえ)つくばかり 枯尾花」 与謝蕪村
「山は暮れて 野は黄昏の 芒(すすき)かな」 与謝蕪村
尾花のほかに、万葉集では「美草」と詠まれているのを初めて知ったが、万葉人の感性のようなものを素直に表現しているものだと感心する。
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