帝塚山大学付属博物館は平成16年4月に開館。学生の教育に活用すると共に、地域にも開放している。考古、民俗歴史、美術にいたるまでさまざまな資料を収集している。中でも考古資料がもっとも多く約3000点もの瓦類を所蔵している。常設展は古代朝鮮半島の瓦が中心である。(研修会の案内文より)
中国の瓦作りの技術は朝鮮半島の高句麗、百済、新羅に伝えられ、やがて日本でも瓦作りの生産が行われるようになったが、日本での初めての瓦作りは飛鳥寺建立の時で、百済から渡来した技術者によって作られたと言う「瓦略史」の講義を興味深く拝聴した。
最後の見学場所と言うより参拝寺院だった、大安寺の漆喰土塀の瓦を早速カメラに。
今までの私なら土塀には興味があり何処の寺院でも撮って来るのだが、この日は瓦の文様について、見学研修をしたので、瓦の文様についても、寺院を参拝した時の見所の楽しみが広がった。
難しいこと、歴史的なことはすぐ忘れてしまうが、そこで出会った瓦の文様に興味を持つ楽しみがまた一つ増えた。