昨日の続きである。
全て用が済んで、後は注文した靴が届いたら、家に連絡してもらうことにした。
お昼の時間がかなり遅れていたので、駅までのところで、お食事のできるところを訊ねた。
大通りから一つ入った裏通りに、信楽の狸さんが待っていてくれたお蕎麦屋さんだった。
中に入ると、お昼の旬が外れているのに、テーブル席はほとんど満席で、カウンター席が3席ほど空いていた。
「おいしいと言う評判の店ですよ」
そう言って、ここを教えてもらったのが、先ずお店に入った途端に納得した。
蕎麦定食をオーダーした。
蕎麦も炊き込みご飯も美味しかった。
裏通りの目立たない場所にあるのに、お昼の時間が過ぎた時でも、ここを目当てにお食事に来る、たぶんお馴染みさんの多いめん処であることを、またまたお食事をした後にも十分納得できた。