足元が不安定なので、ストックをつきながら飛び石伝いに橋をゆっくり渡り乍ら、前来た時に咲いていた場所へと歩きました。
咲いています。
綺麗なというよりも、ユニークな形が遠くから見つけました。
二つの花が向かい合って咲いていますので、座禅をしているお坊さんの感じを掴みにくいです。
これも後ろ姿だけでしたが、早春を告げる花が咲いていることに大きな感動を受けました。
松阪市の高見山の麓に植物園で見る見るまでは、滋賀県高島市の群生地でしか見られないものと思っていましたので、
そんなにたくさん咲いていなくても、「春告げ花」の一つを隣県で見ることのできるのが、春の楽しみになっています。
早すぎて花には逢えなかったのですが、花芽は多く池の面に顔を出していました。
以前何年か前に来た時には、水芭蕉が沢山咲いていて、ザゼンソウをやっと見つけたといった感じだったのですが、ザゼンソウの方が水芭蕉よりも早く咲くのですね。
フキノトウがあちこちで顔を出しています。
踏まないように気を付け乍ら、岩石を多くあしらった庭園を、上の方に向かって歩きました。
足元をよく見ますと、セリバオウレンの可愛い花が、いかにも「私たちの春よ」と合唱するような感じで地面や、土手いっぱいに花を咲かせています。