帰路目に入った八角梵鐘の案内板に惹かれて、細い山道を登りました。もし車が下ってきたら対向する場所がないような細い山道でした。
後で調べたら、お寺までは1.7㎞と書いてありましたが、こわごわ上ったのでもっと長く感じました。
こんな山奥深い所にお寺があるのかしらとずっと心配でした。
細い谷道が開けて空も広く見えるようになった時、鐘楼が見えました。
梵鐘は円形のものばかり見てきていましたので、ここに来て本当に八角であることを確かめきっと忘れることはないだろうと、心に刻みつけました。
由来についての説明板がありましたので、撮ってきましたが文字が小さすぎて、読みにくいものとなってしまいました。
ここを訪れた歌人俳人の歌碑や句碑が、境内のあちこちにありました。
1,7㎞の山道を、石の三十三観音様にに導かれるようにして、登っていらっしゃったのでしょうね。
境内には大黒堂がありました。
願いが叶えられ、夢が叶えられる開運の大黒天とのことで、丁寧にお祈りしてきました。
境内の池には、美しい姿の鯉が数匹泳いでいました。
もっといたのかもしれませんが、光の加減でカメラに入ったのを撮ってきました。
お寺の周りには、今は葉を落としてはいますが、紅葉の木が多く、秋には紅葉も名所として訪れる人が多いとのことでした。
帰りも下り道を慎重にゆっくり下りて行きました。
「あっ!鹿や、鹿がおる」と友人が見ている方を見ますと、鹿が車に驚いたように山の方に走っていく後ろ姿を見ました。
奈良公園の鹿のように、おっとりとしているのでなく、野生の鹿は時々こちらを見ながら山に消えていきました。