高取町では10回目の「町家のひなめぐり」が行われています。
期間は3月1日から31日までの1か月間です。
第1回から行っていますので、もう10年間春のイベントの楽しみとなっています。
雛巡りのうち今回はジャンボ雛を訪ねることにしました。
地区で協力し合いながら、日にちをかけて制作したジャンボな雛は、その地区の絆を見るようで、創る過程の苦労話など時には聞かせてもらえるのです。
勧覚寺地区のなかよし広場のジャンボな立ち雛です。
テントや近くの家の屋根と見比べても、その大きさが分かります。
近くに寄って行きました。
お雛様の着物のがらなど、とても丁寧に作ってあります。
このジャンボ雛の左の広場には、楽しい野良風景が広がっています。
夢創館の横の駐車場に車を置いて、「歩けるかな、駄目だったら引き返せばいいや。」と
次のジャンボなお雛様のところを目指して、ストックを頼りにして「右よしの道」の方向へと少し緩やかな坂道を、清水谷目指して歩きました。
道の左右の家でも、「お雛様展示中」の立札の家があって、立ち止まっては見ながらの歩きは、あまり膝の負担にはならずに済みました。
もう少し歩けばR169に出そうな建物の見える所が、清水谷地区のジャンボなお雛様が待っていてくれました。
ここは座り雛です。
内裏様も下の段のお雛様も、かなり手の込んだ衣装を身に着けて、雪洞や花飾りなど細かいところまで気配りしたジャンボなお雛様です。
清水谷地区の神社の干支の大絵馬の切り抜き板には感心しました。
同じ道を駐車場まで戻るのは、痛めている膝にはかなりの負担でした。
ゆっくりでも1歩歩けば、それだけ駐車場に近くなるのだと、自分を励まし励まししながらヤットコサ車に戻って、少し車の中で休憩して最後のジャンボな干支のお雛様のところへ行きました。
上子島地区のお雛様は、毎年干支なので、それを見るのも楽しみの一つでした。
可愛い表情のお猿さんは、とても愛嬌があります。
今年は申年ですものね。
ここで昼食の代わりにおでんを食べました。
お昼時だったので、町筋ではどこも満席のようでした。
大根がとても美味しかったです。
地区のお母さんと随分長いこと話しました。
ご主人の年代の人たちが中心となって、地区の人たちと力を合わせて、毎年頑張っていらっしゃることなど、心温まる話題に花が咲きました。