カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

久米寺の紫陽花 2

2016年06月07日 | ☆ ふるさと・大和

 

いかにも梅雨らしい雨が水田に輪を描いては消え、描いては消え降りやみそうもありません。

不思議なことに、あれほど賑やかな合唱をしていたカエルの鳴き声もしないで、静かな朝です。

昨日久米寺へ行ってきましたが、今日だったら、降り続く雨にしり込みしてしまいそうです。

紫陽花は雨に似合うと言われますが、それは見る方で、写す方は雨上がりのような、しっとり濡れた花や葉の方がいいと思います。

 

 久米寺の紫陽花園は、約40種3500株の紫陽花が植えられています。

かなり古くから大切に世話をされている紫陽花の、花の路を散策しますと、身長の低い私は大抵隠れてしまいそうです。

また静かに散策される方が多いせいか、突然カメラを持った人と出会って、朝の挨拶をするといったような、昨日の朝でした。

  

紫陽花園の入口に入った途端に出会える、柏葉紫陽花でした。

見事に咲いた大きな房が、重そうにしているのが、まるで「いらっしゃいませ。」とのご挨拶のようです。

 

  

不動堂の後ろにお堂を見守るように立っていらっしゃる、大きなお不動さんです。

お不動さんの大きさと、柏葉紫陽花の花房が調和の取れた美しさです。

 

  

散策道が整備されていますが、広い紫陽花園なので、同じところを何度も通ったり、お気に入りの場所の立ち尽くしたり

一人で自由な花の路歩きは、梅雨の憂さを忘れさせてくれます。

 

 

はっとするような明るく華やかな花にであって、気持ちはルンルンです。

 

 

ガクアジサイの中の花は、これから咲き始めるようです。

 

 

大きな花が至る所で見られるのが楽しみです。

 

 

墨田の花火でしょうかしら。四方に広がっているこの種の花も園内のあちこちで見ることができます。 

 

ガクアジサイの中の小さい花が、殆ど満開になっています。

 

 

白い花の大小が、バランスよく植えられているので、奥行きのある紫陽花園となっています。

 

夢中で撮影をしていますと、「カン・カン・カン」と遠くで聴こえ、次第に電車の近づく音が大きくなってきました。

散策中に、今度電車が来たら、ここから紫陽花と一緒に撮ろうと思っていたところまで、大急ぎで行きました。

こんな時は勝手なもので、足の痛さも忘れて躓かないようにだけ注意して、走っていく自分が可笑しくなります。

近鉄急行電車が目の前を通過しました。

特急や、ラッピング電車だったらよかったのになぁ…残念!

コメント (4)
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