つい最近6月24日に、明日香の犬養万葉記念館での、万葉人コンサートを聴きに行った時に、季節の花としては好きな半夏生を記念館のすぐ近くの路地で見ました。
今までにこの花と出会ったのは4度でした。
思い出して見ますと、なばなの里の池の畔の群生です。
その時にはジャカランタの花に気を取られて、つい歩きながらの 半夏生との出会いでしたが、胸のアルバムには、しっかり残っていました。
次に出会ったのは、この町の古刹吉祥寺の庭の小さい一角でした。
吉祥寺へ初めて行ったのは、モミジアオイの花が綺麗に咲いていることを、教えてもらったからなので、もう夏も終わりに近い頃だったような気がしますが、半夏生の花の期間もかなり長いものだと、今になって思っています。
そして次は、明日香での路地に咲く半夏生でした。
県内には広大な半夏生の群生地があることを知って、いつかは行ってみたいと思いながら、なかなか果たせていません。
せめて、もう1度この町の山手のお寺の庭に咲く、半夏生を見たいと行ってきました。
かなり蒸し暑い日でしたが、大きい木の多い山の中は、駐車場に降り立つと、風がなんとなく涼しく感じれれました。
ご本尊は毘沙門天(びしゃもんてん)。
ここ柴水山と、京都・鞍馬山、奈良・信貴山は毘沙門天出現の三大霊場とされるそうです。
4月3日に毘沙門天会式があります。
本堂前の、竹囲いの中は、この後花の旬を迎える、モミジアオイの葉っぱです。
今度はモミジアオイの花の頃に、来ることにしましょう。
以前に来たことのある記憶を辿りながら、手入れの行き届いた境内を歩いていますと、
弁財天を祀った小さな館の後ろに、半夏生を見つけました。
どの葉っぱもみんな半分白くお化粧をしたようになるそうですが、今はいくつかの葉っぱだけです。
片白草(かたしろぐさ)」など、いろんな呼び名がある。
・花期に葉が白くなるのは、虫媒花であるために虫を誘う必要から このように進化したのではないか、
といわれている(白くて目立つ)。
・花は葉と同じく白で、紐状。花が咲き終わって 夏の盛りの頃になると、白い葉の白い部分は色落ちして、ふつうの緑色っぽくなる。
季節の花300にはこのように書かれていますので、あまり季節が進みますと、半夏生の白い葉の部分に変化だ出てくるので、ちょうど今頃が見頃なのかなと納得したような気がします。