この太鼓橋は、大阪住吉大社の太鼓橋と同じく淀君が寄進したものだそうです。
白い睡蓮が清楚に咲いていました。
睡蓮の花とは少し離れた所に、よく目を凝らしてみますと、大きな葉っぱの陰に小さい黄色い花が見えます。
コウホネの花です。
「季節の花300」にはコウホネについて、次のように書かれていました。
水中にある根茎が白く、ゴツゴツして、骨のように見えるので、河骨(かわほね)と、書かれるようになった。
また、読みは、「かわほね」から「こうほね」に変化した。
・夏に黄色い花が咲く。しっかりした厚手の花。
・河骨の根茎は、「川骨(せんこつ)」の名で 、漢方薬としてよく用いられ、二つ割りにして干して、止血剤や浄血剤、強壮剤として
使われる。
・「河骨」は「川骨」とも書く。
・「小ぶなとる わらはべ去りて 門川の 河骨の花に 目高群れつつ 正岡子規」
植物園ではコウホネを見ましたが、このように自然の中で、密生して睡蓮と共生しているのを見たのは初めてでした。