596年(推古4)に蘇我馬子によって建てられた本格的な伽藍配置の日本で最初の大寺院でしたが、
旧伽藍は二度の火災によって焼失しました。
室町以降は荒廃しましたが、寛永9年と文政9年に再建され、現在に至っています。(飛鳥寺縁起より)
本堂の扉は閉じられていますが、受付の横から本堂に入って、ご本尊飛鳥大仏様にお詣りすることができます。
本尊飛鳥大仏(釈迦如来像)
年代のわかる現存の仏像では日本最古のものと言われています。
本堂の後ろにある椅子をお借りして、お詣りした後、暫くマイクから流されるご住職の説明を、お釈迦様のお顔を拝しながら
心静かな時を過ごしました。
説明を聴かせて頂いた後、「写真は撮っていいですよ。」と受付でお尋ねした時言ってくださったので、
写真を頂きました。
阿弥陀如来坐像 木像 藤原時代
聖徳太子孝養像 木像 室町時代
太子十六歳の時父用明天皇のご病気回復を祈願されている姿。
境内鐘楼の横の門から、蘇我馬子の首塚が見えます。
曽我の馬子の首塚
早い時期に咲くように育てられたのか、菜の花が飛鳥寺から首塚に続く道に咲いています。
甘樫丘が、冬とは思えないよく晴れた青空の中に、飛鳥寺を見守るように優しい姿で見ることができます。