橿原市の藤原宮跡へ行った帰りに、時々通る道筋に「八釣山地蔵尊」という大きい石標を
見て、気になりながら、狭い道を入っていくようなので、その先うまく車の方向転換ができなかったら困ると
その石標を通り過ぎて帰途についていました。
この日明日香のやつりの里の蝋梅を見に行ったので、「八釣山地蔵尊」がとても気になって
そこで左折して石標の案内で、辿り着いたのが、山号が八釣山で寺号は「興福寺」であることを知りました。
585年に、物部守屋(もののべのもりや)が仏法を嫌い、
飛鳥の「橘寺」に火を放って焼いたとき、金堂に安置してあった地蔵菩薩が、
火から香具山の頂上に逃れて行き、それを知った聖徳太子が香具山の山麓に寺を建立して地蔵を祀ったと言われています。
帰宅してから調べたら上のような言い伝えのある、古い時代からのお地蔵さんを祀ってあることを知りました。
本堂
屋根瓦も鬼瓦も立派です。
本堂には「八釣山」と扁額が掲げられています。
本堂前の吊り灯籠
お詣りしながらこんなふうな生き方が、歳を重ねた今こそ大切だと、教えられました。
別棟にお地蔵さんが丁寧に祀られています。
この地の人たちが、いかにお地蔵さんを大切に敬っているかが、見えるようです。
2019・01・23 撮影