「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」これぞ 七草
春の七草をこのようなリズミカルな覚え方をしたのは、祖母や母に1月7日の日の朝早くから
お粥を炊きながら教えてもらったのが、幼い頃の思い出です。
自分で七草粥を炊くようになったのは、スーパーでこのような「七草粥」のセットが並ぶようになってからです。
ことに西条の打ち抜き水で育てられた七草を購入していました。
前夜に洗ってさっと茹でてから小さじ半分の塩をまぶして翌日のために準備をしておきます。
今日は音読ボランテァの日でしたので、集合時刻に遅れないように、お粥の炊き上がる時刻を考えながら、
日の出前に起床しました。
東の空はよく晴れ渡っています。山際には雲があるものの、
昨日のように空に広がっていません。
冷え込みがひどくて、田圃は真っ白です。
もうすぐ陽が昇ると、すぐに消える霜です。
炊き始めて40分で出来上がりました。
別に用意していた七草を入れて、かき混ぜますと、丁度いい塩加減のお粥の出来上がりです。
美味しいお粥です。
お正月の御馳走の後の七草粥は、実にあっさりとして、体も温もります。
今度は小正月に、小豆粥を炊こうかなと思いながら「おかいさん」と慣れ親しんできた
大和の食の風習にどっぷりつかっていく歳になりました。