昨日、今日と猛烈な暑さで、日中は外に出る勇気がなかったのです。
夕飯を食べてから、少しは歩かないと足がますます駄目になると、やや涼しくなったので、
裏の道をストックを持ってごく短い距離でしたが、歩きました。
こんな夕明かりでしたが、一つの期待がありました。
もう何年も見ていなかったカラスウリの花が、見られるかもしれないと、
場所が分かっていましたので、目を凝らして土手を見ながら歩きました。
咲いていました。
この上の畑の持ち主が、土手の草刈りを何年もしていないことに気が付きました。
ずっと前見た場所を覚えていたので、探すまでもなく、闇の中の白いベールが、華やかに開花を始めていました。
もっと長い間見ていると、白いベールが、もっともっと長く伸びて来るのですが、あたりが暗くなってきましたので、
石に躓いたらよろけそうな気がして、慎重に家に帰りました。
これも1夜花で、明日にはこの美しさはすっかり萎んでしまいます。
今夜な、素敵なドレスを見たような嬉しい気分です。