「ハナハス」の幟が、風にはためいて、やっと雨の降らない朝に藤原宮跡へ行ってきました。
この季節お寺の境内でも、蓮は美しく開花して、訪れる人を待ってくれています。
そんな中で、ここ藤原宮跡は毎年、花と出会える楽しみの場所として、開花の知らせを待ちかねて
でかけます。
昨日は大和三山と蓮の花を、中心に撮ってきた写真を集めました。
今日はその2として、撮り集めた綺麗な花たちと、語りながらアップしました。
遠く二上山が花と一緒のもいいものだと思います。
花弁を一片二片、葉の上に落として、この花の最期の時でしょう。
蓮の田に、姿を映し、まるで逆に咲いたように見えます。
蕾の方は水鏡の上に茎を伸ばしたそのものです。
こちらのは、水鏡に映る優しい花蓮です。
昨日の雨が葉にまだ残っていました。
蓮の花の和歌と、俳句を集めたのですが、花よりも、葉に惹かれて詠んでいます。
「久方の 雨も降らぬか 蓮葉(はちすば)に たまれる水の 玉に似たる見む」 万葉集 新田部皇子 (にいたべのみこ)
「小夜ふけて 蓮の浮葉の 露のうへに 玉とみるまで やどる月影」 金槐和歌集 源実朝
「ほのぼのと 舟押し出すや 蓮の中」 夏目漱石