奈良県西吉野村の北部・和田の丹生川の清流に臨むようにひっそりとある賀名生の旧皇居「堀家住宅」。延元元年(1336年)の年の暮れ、足利尊氏によって京の都を追われた後醍醐天皇は、吉野へと向かう途中に郷土堀孫太郎信増の邸宅に迎えられました。天皇を手厚くもてなした郷士「堀孫太郎信増」の邸宅はその後、後村上、長慶、後亀山天皇の皇居として南朝の歴史を刻んできました。
五條でランチより
長い間、常時かやぶき屋根の「皇居」という扁額の掛かった、門は閉まっていました。
見学のの申し込みをした人は中に入って、見学できたのだと聞いていました。
門に掛かる、古木の枝垂れ桜の咲くころには、そこの趣が好きでよく訪れていました。
今は、ランチができたり、宿泊もできるようになっているのを、広報で知り、
皇居として使われていた古民家が、里山の観光に門戸を開いたのを実際に知り、
多くの人たちが訪れてくれればいいなぁと思いました。
開かれた堀家住宅。
枝垂桜の古木の咲くのが待たれます。
花簪のようです。
裏の道を駐車場に戻りました。
丹生川のそばに咲く梅は、8分咲きくらいでした。
その上に幻の五新鉄道の名残があります。
明日は、もう少し南にある、屋那瀬の枝垂桜を掲載します。