和歌山県岩出市にある県立植物緑化センターへ行ってきました。
梅雨の中休みの貴重な日でした。
紫陽花の咲く季節に行ったのは初めてです。
時々鶯の鳴き声の聴こえる森の中の紫陽花の小路の散策です。
同行した友人のしげ子さんは、昨年免許を返納しましたので、こんな所まで連れて来てもらえたと、とても喜んでくれました。
今年もいろんなところで紫陽花と出会いました。
紫陽花園にも個性があるのでしょう。それぞれの地形をうまく利用して、訪れる人を楽しませてくれます。
美しき球の透視をゆめむべくあぢさゐの花あまた咲きたり 葛原妙子
昨日調べた紫陽花の詠を、美しい花に載せて紐解きました。
あぢさゐの花の内部の青淵にしばし泊てゐむ旅ゆくみづは 高野公彦
あぢさゐの藍のつゆけき花ありぬぬばたまの夜あかねさす昼 佐藤佐太郎
雨やみてあぢさゐの藍みなぎれる藍の珠より満ちてくる刻 雨宮雅子
過ぎゆくは紺の歳月 紫陽花のめぐりの闇のなまあたたかし 小野興二郎
あぢさゐの毬(まり)寄り合ひて色づけり鬼(もの)籠(こ)もらする如きしづけさ 高野公彦
あぢさゐの花の花間(はなま)にやはらかく雨ふりしづむ 夕雨夜雨 高野公彦
紫陽花橋の上から撮った花たちです。橋を渡って花の中に沈んでいきますと、その傾斜が私の膝には辛くなりそうでしたので、
楓の新葉の茜色が、ガクアジサイに語り掛けるように風に揺らいでいるのは、この季節ならではの、自然の美しさを、私は短歌には詠めなかったのでそっとカメラに納めました。
本当の花がこれで周りの大きな花びらはがく
だと聞きました(4・5枚目)
紫陽花って額が主役のような不思議なお花ですね。
だから惹かれるのかもしれません。
今日は、猛烈に暑い日でしたね。
とんとん・とんさんのように早朝でないと行動できません。
日中は、家籠りです。これからが思いやられます。
自然の中は好いですね 鶯の声も聴けて
あじさいを詠った短歌は沢山ありますね
理解することは難しいですがなんとなく雰囲気が判りますね
嫌な雨も紫陽花と一緒では、心が落ち着くように思います。
紫陽花の和歌や短歌は、何度も声に出して読んでみるのが好きです。
むつかしい解釈無しに心に入ってくれば、それでいいといつも私は思っています。
ありがとうございました。
終日出ていた雷注意報も、鳴らずに消えてしまいました。外は今お月様が朧です。