カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

黒滝のビリケンさん

2014年10月12日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

洞川への途中必ず休憩する道の駅「黒滝」です。ここの串さしこんにゃくが美味しくていつもなら買って食べるところですが、お腹と相談しますと、「今は駄目」との返事です。

地産のお土産など見ながら、お店の中をぶらぶらしました。

なんと・ここでビリケンさんとの出会いです。 

黒滝ビリケンは、本体が吉野ヒノキの寄せ木造りで高さ54センチ、幅・奥行き33センチ。光背と台座には樹齢約2150年の「神代ヒノキ」を用いています。

 

黒滝ビリケンさんは、この村中戸の伝統工芸指物師山口勝さん(68)が約4カ月かけて制作されたそうです。

 

 

いつも外でこんにゃくを食べるだけで、道の駅には入っていなかったのですが、説明を見ていますと、ビリケンさんがここに登場したのは、昨年のことで、奈良新聞には当時の記事が掲載されていました。

 同村と浪速区の新世界地区は百周年をきっかけに交流がスタート。黒滝ビリケン対面式には新世界の関係者も出席し、通天閣の3代目ビリケンさんと足裏を合わせてパワーをもらったとのことです。

夢があっていいですね。

店内のお土産には、上のような木工製品などが並んでいました。 

 

 

木材をふんだんに使ったレストラン、カフェの片隅に腰を下ろして、暫く外を眺めながら、枝先から訪れる秋を楽しみました。もうすぐこの辺りは、紅葉の絵筆に彩られることでしょう。

 

  

 

 

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丹生川上神社下社

2014年10月11日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

2週続いての大きい台風の来襲には、コースにあたっているところでは、とても心配な時を過ごしています。

台風が来るまでにごろごろ水を汲みに行ってもらえたらと、以前知人にお願いしていました。そのあと体調を崩して、山まで連れて行ってもらえるかとても気がかりでしたが、昨日なんとかお腹も収まり、食事も内容を考えながらとれるようになりましたので、私にとっては「命の水」のようなごろごろ水の採取に、天川村洞川へ連れて行ってもらいました。

車の中から、瞬間的に見た丹生川上神社の境内に2頭の馬が柵のなかにいたのです。今まで洞川行にはR309の通過点で、何度もこの神社の前を通っていましたが、馬を目にしたのは初めてでした。

行き過ぎたのを後戻りして、神社にお参りしていくことにしました。

 ≪丹生川上神社は天武天皇の時代、白鳳年間の創建と伝わり、平安時代以降は京都の貴船神社とともに国の水神の祭礼をつかさどってきた。それが室町時代の応仁の乱で奉幣が途絶え、その名は歴史から姿を消し、所在不明となる。江戸時代以降、下社、そして川上村の上社、東吉野村の中社の3社が、丹生川上神社に比定され、今に至っている≫   これは帰ってからGoogleで検索した事項です。

 

  

  

神官様のお話ですと、早朝や夕方には、神馬舎の方に入れるそうです。

今までここを通っても気が付かなかったのかもしれません。

、『続日本紀(しょくにほんぎ)』には、祈雨、祈晴(止雨)の臨時祭に馬を奉納したとの記録が残っており、雨乞いには黒馬が、晴れ乞いには白馬が献上されていました。丹生川上神社下社は、毎年6月1日が例祭で、24年は文献に残る最後の記録から562年ぶりに白馬献上を挙行したそうです。

今私が今日の記事の冒頭に白馬を持ってきたのは、台風が近づいている今、「晴れ乞いの白馬」に藁にも縋る思いで、風水害の大きな被害が出ませんようにと、優しい白馬の目を見ながら語り掛けるように呟いていた日の記録です。

  

国道に面した一の鳥居で、道路を隔てた川岸には「日本最古の水の神様」と染め抜いた幟旗が並んでいます。

 

二の鳥居と拝殿です。拝殿の屋根の向こうのはるかに小さく見えているのが、本殿です。拝殿から本殿までの急な登り階段が、屋根の着いた珍しい造りです。

拝殿から参拝して、洞川へ向かいました。 

 

 

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窓ガラスの赤さにつられて

2014年10月10日 | ★ 日々の呟き

  

午後からは次第に雲の多い空になってきていましたので、夕方廊下側の窓ガラスが異様に赤いのに気が付いて、西の空を見ました。

凄い!真っ赤っかに空が焼けています。

 

 

 

カメラを持って裏の道に出ました。こんな行動をとったのは、随分久しぶりです。殆どベットにごろんとしていた1週間でしたので、外も、空も、すべてうつろな感じで自然への感動もすっかり忘れていました。

 

 

 

このインパクトの強い夕焼け空は、美しいというよりも、気力の減退を指摘されているような。

励ましというよりも、叱咤激励に近いものを感じました。

このような自然に感動することをどこかに持っていかれたような、病に打ちひしがれていたことに今更気が付きました。

こんなことでは「あかん!」 

 

 

 

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春日大社・第六十次式年造替へ向けての特別公開

2014年10月03日 | 世界遺産

 

 

 

平成二十八年秋の本殿遷座祭に向けて式年造替に関わる特別公開が、春日大社で行われています。春日大社は古代から信仰の篤い御蓋山の麓に、奈良時代、日本の国の安泰と国民の幸せを願い創祀されました。

 

上記の四柱の神々が迎えられお祀りされたのが始まりです。(パンフレットより)

創建以来千二百年にわたって、御殿の建て替えと御神宝の新調がほぼ二十年に一度、繰り返しご奉仕されてきました。「今日あること」への感謝を伝える神事が式年造替です。

 

 

参拝マップと、矢印の順路案内に従ってお参りしました。南門から入り4柱の神様のお社後ろから、桜門を出ます。藤の花の頃には山藤の名所である、御蓋山の麓に沿った東回廊の外側の神域を荘厳な気持ちで歩みました。右側は現在大宮・ご本殿は御造替中の工事で覆い屋の中です。回廊の突当りには朱塗りの鳥居があり、御蓋山浮雲峰遥拝所で、768年に御本殿が建立されるまでは、神々様がお鎮まりになる神奈備の地として崇められ、現在も禁則地として、入山が厳しく制限されているそうです。
後殿(うしろどの)御門は明治維新以来長く閉ざされたままになっていましたが、第60次式年造替を機におよそ140年ぶりに開門されたと先日テレビで放映されていました。

春日大社は、燈籠が沢山あることが有名ですが、平安時代から現在までに約3000基が奉納されているそうです。ことに吊り灯籠の彫が美しく、2月の節分お盆の8月14・15日の万灯篭の夜は幽玄の美の世界です。その1部を再現している「藤浪之屋」を観ることもできます。

カメラが禁止の所もありましたので、頂いたパンフレットで写真の代わりとしてUPしました。

デジブックでは、上の文での説明がいくらかアルバムにすることができました。ご覧いただければ幸甚です。 

デジブック 『春日大社』

 

 

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春日荷茶屋

2014年10月02日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

昨日奈良へ行ってきました。家を出るときは奈良まで行くつもりでなっかったのですが、藤原宮跡へ行って、秋桜を見たいと思ったので・・・なんと今年は全く秋桜は見当たりません。このまま帰るのも折角すべての用を済ませてきたのに、やはりどこかへ行って来ようとどんどん車を走らせました。走らせているうちに目的地が決まりました。 

  

というわけで、駐車場の空きのある春日大社まで走り込みました。

暫く奈良に来ていなかったので、観光シーズンの今駐車スペースのあったことは、本当にラッキーでした。

お昼にはまだ時間があったのですが、これから春日大社にお参りして来るにしては、お腹が空いてゆっくりとお参りができないだろうと先に春日荷茶屋に行きました。

 

 

 

その方が体も休まりますし、食事処の混み具合も丁度良かったようで、番号札を貰って席についたら、その後どんどんお食事のお客さんが増えてきました。どうも日本語でない言葉のお客さんが多いようです。

 

 

 

相席に若い男性が、「「いいですか」といった仕草で私の前の椅子を指さしています。「どうぞ」と私も仕草と表情で答えました。それだけお店はいっぱいになってきました。いいお天気なので、ガーデンテラスの方もどの席の人たちもお食事を楽しんでいました。 

   

私はここでは、万葉粥と決めています。季節ごとにお粥が変わるのが楽しみです。10月は薩摩芋と栗の入ったお粥でした。栗もお芋も、硬すぎず柔らかすぎず、いい具合に炊き上がっています。同じ材料で家ではとてもこんなに美味しいお粥はたけないでしょう。11月のメニューを見て来なかったのですが、紅葉の散策の後、またここに来ることにしようと思っています。            

 

 

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