「…ま、俺が宮嶋翔を知っているのは、そういうわけ」
「そうだったんですか…」
自分はその宮嶋翔と中学生以来の親友であることは、あくまでも黙っていようと決めた。
「でさ、昨日連れてたあの女、どうした?」
「ああ…。その前に名刺、ありがとうございました」
「余計なお世話だったろ?」
「いやいや。貴重なご指摘でしたよ。おかげで、あなたが何者か、わかったんですから…」
僕は思わせぶりな言い方 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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