“晴哉”と“はるや”の瞳(め)が、初めて逢う…。
「ああ、それですね…」
「これ、モデルとか、いんの?」
「まあ、一応…」
「カノジョ?」
「まさか…!」
「ふーん」
山内晴哉は再び、“たかしま はるや”さんへと視線を戻した。
彼が僕の作品に興味を持ってくれたらしいことは、ありがたかった。
いつか、「さんさ時雨」を口ずさんだ彼のことだ、少なからず和モノに関心があるのだろう。
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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