迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

陰陽―カゲヒナタ―2

2012-05-02 22:36:41 | 戯作
翌二日目。 一人でピッキングをする僕の後ろに付いてチェックしている彼―“ヤマウチ ハルヤ”が、昨日の一件のために、何となく気になる存在となってしまった。 だからと言って、この“ヤマウチハルヤ”と親しくなろうとか、そんなバカなことは考えない。 第一向こうは、完全に人間嫌いだし。 それに僕だって、“おともだち”をつくるためにバイトしているわけじゃない。 すべては、「現代の大和絵師」に . . . 本文を読む
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