迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

よってぐでんのごとし。

2012-05-19 20:32:55 | 浮世見聞記
久しぶりに三遊亭小圓朝さんの独演会「武蔵野 小圓朝の会」を聴きに、武蔵野芸能劇場へ。 一席目は私も好きな、「あくび指南」。 現在では五代目古今亭志ん生の工夫と云われる、「これから廓(なか)へ繰り出して…」から台詞が本筋より外れて行くやり方が一般的だが、今回の小圓朝さんは先代がやっていた“原型”―師匠の通りになかなか出来ない様子を繰り返す―による口演。 小圓朝と云う名跡と芸脈とを考えれば正し . . . 本文を読む
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